でっかいどう

この大型連休を利用して北海道に行ってきた。ざっくり言うと、女満別空港から知床半島へ入り、羅臼、野付半島、摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖(太郎湖・次郎湖)、オンネトー、錦沼、釧路湿原(シラルトロ沼)、イオン釧路店をパトロールして、釧路空港から帰ってきた。4日間の旅。

この旅において学習したことを書くとだな、鹿とキツネはどこにでもいるんだなということ。森を歩くときには定期的に手を叩くこと。これは人間と熊とのお互いのためにね。そしてやけに獣臭がするなぁと思ったら本当に獣がいるから注意しようねということ。羅臼の海鮮丼は美味しかった。
反省したことは、観光地に行くときには知らない人から「写真撮っていただけますか?」と言われることを予め想定しておかないといけないということ。突発的な出来事に弱いので、渡されたカメラをそのまま妻にパスすること1回、「撮ってあげて。」と妻に託すこと2回。なんかこう、感じの悪い人だと思われたことだろう。まぁそれは否定しないんだけど、心の準備が必要なんだよね。

大型連休を使って旅行に行くだなんて、わざわざ人混みの中に入って行くようなものだから、愚の骨頂とまでは言わないけれど、近からず遠からずなものだと思っていた。でも昨年の夏に舌癌になったことで、思い出を作ることの大切さを理解した。あの世にもっていけるものは頭と身体に宿る記憶だけだから、その記憶をさ、今後も積み重ねて行ければと思っている次第。北海道にはまた行きたいな。

8カ月

久しぶりにこの日記のアクセス解析を見てみたら、アクセス数の上位の多くが舌癌に関する記事が占めていたので、皆さまのお役にたつべく久しぶりに舌癌に関する話を書いてみることにする。舌癌というか、現在の状況についてだな。

手術から約8カ月。手術により舌は少し曲がってしまっているので、若干の喋りにくさは残っている。周りからは「普通に話せてるよ」と言われるけれど、本人からすると完璧では無い。それと、手術した箇所はしこりが残っているというか何というか、少し硬くなってしまっている。痛いということは無いので、話せないとか食べられないといったことは無い。味覚はどうだろう、手術した箇所は鈍くなっていると思うけど、そこまで気にかかるほどでは無い。慣れてしまっただけかもしれないけれどね。あ、大切なことを書き忘れたけれど、僕はステージ2だった。手術の内容としては、表面のあたりを取り除いた程度(と先生が仰っていた)。
舌癌になると3割程度(だったと思う)の確率でリンパに転移すると言われている。僕の場合は今のところは確認されていない。今は月に1度の定期検診を受けており、そこでは舌とリンパ(首)への触診を受けている。数か月に一度の割合でCTも受けている。この生活が5年くらい続くみたい。と、こんなところだろうか。

僕の場合はさほど深刻になるようなものでは無かったし、自分なりの死生観も持っていたので、癌の告知をされて落ち込むようなことは無かった。多少は死を意識したけれど、まぁ大丈夫でしょと思っていた。こんな僕だけれど、参考となれば。

体重

ここのところ体重計に乗っていなかった。僕の体重は昨年秋に舌癌の手術をしてからガクッと落ちたけど、ここ数か月はフツーに食べているのでけっこう戻っただろうなと思っていた。で、今朝、洗面所で歯を磨いたりともろもろの準備をしているさなか、立てかけてあった体重計に足がぶつかりバタッと倒れた。「これは体重をはかれという神のお告げかもしれない」と思い、久しぶりに体重計に乗ってみた。体重は…80.7kg。なんだ、正月からほとんど増えていないぞと。手術前のピーク時が86kg。手術を終えて少し経った頃が一番軽くて78kg。ダラダラと過ごした正月明けが80kg。あれからたったの0.7kg増えただけだった。冬だから太ったかと思ってたんだけども。甘いものさえ解禁してるというのにさほどは増えないもんですな。
「痩せたい」と言う友人には「入院すると痩せるよ!」と冗談半分に言っている。嘘では無いからな。でもあれ以降、食事制限…では無くて、健康的な食事をするようになってからは体重はほとんど増えていない。要は「何を食べるか」なんだと思う。量じゃ無い。以前、炭水化物を抜くダイエットを試したことがある。確かに体重は減ったので効果はあるものと思うけれど、なんつーか、心の部分が心配になった。心が元気を無くすというかそんな感じ。では今は何を食べているのかということを書こうと思っていたのだけれど、なんだかめんどくさくなってきたからもうやめる。勝手でごめんなさい。どうしても知りたい方はうちの妻までお問い合わせいただければ是幸い。簡単に言えば、我が家の主食は豆ごはん。あとは妻に聞いとくれ。