入院2日目(手術)

手術用の服に着替え、朝8時から手術。舌癌と言えど手術は全身麻酔にて行われる。看護師さんの対応にも同じことを感じていたのだけれど、手術の進め方も以前とは違うものだった。病院も常に進化してるんだな。で、知らん間に麻酔が効いたらしく、前回同様「安西さーん」という声に起こされたときには既に手術は終わっていた。前回と違ったのは、前回は麻酔が効いたと思ったらすぐに「安西さーん」だったけれど、今回は麻酔が効いてから起こされるまでの間に少し時間があったように感じた。眠ることと麻酔が効くこととは根本的に違うものだと思うけど、前回とのこの差は何なんだろうかと。
前回同様、口の中の粘液に悩まされる。どんどん出てくる。手術のせいで熱もあるので鼻は詰まっているし、喉は粘液で閉ざされるし、本当に呼吸がしづらい。ベッドに上向きに寝ると呼吸ができないので横を向く。それでも時間が経つと呼吸がしづらくなってくるので、数分おきに身体の向きを変える必要がある。辛い。今はその状況に耐えかねて椅子に座っているけれど、部屋に入ってきた看護師さんが「同じことを仰る方は多いです。みなさん同じように椅子に座ります。」と言っていた。なるほど、みんなそうなんだな。
前回と違ったのは、尿道カテーテルを使わなかったこと。前回は夕方から手術開始だったからカテーテルだったみたい。つまり、手術後は身体を起こしてはならないんだけど、手術終了とともに消灯時間になるので、次に身体を起こせるのは翌朝になる。その間トイレを我慢することができないからカテーテルだったのかなと。これはよかった。それと、前回はステージ2、今回はステージ1だから、前回よりも手術の範囲は狭いものだと思っていたけれど、鏡で舌を見てみたら前回よりも広い範囲が縫い合わされていた。こりゃどういうことだろう。喋れるようになったら先生に聞いてみようと思う。で、舌の痛みは前回よりひどい。ちなみに手術をした側の歯も痛いし耳も痛い。頭もちょっと痛い。

まだまだ書かないとならないことはあるけれど、今日は身体が辛いのでこのあたりで。今夜は辛さで眠れない気がする。