入院3日目

昨晩は思っていたよりは眠ることができた。夜中のある時点から口内のネバネバの量が劇的に減ったので、呼吸がしやすくなった。なので眠れるようになったということ。ほんと、突然だった。
午前中、先生に手術した箇所を見ていただく。順調とのこと。切ると言われていた部分を大幅にオーバーするほどの縫合はなぜなのかを聞いてみた。切る場所と縫合とはイコールでは無いらしい。前回はほんの少ししか縫合していなかったから、今回のこれは長すぎるよなぁと。先生がかわるとこういったところも変わるものなのだろうか。少しだけもやっとしている。
舌の痛みはさほどでもない。痛み止めの点滴が効いているからなのかどうかは不明。前回の手術のときも舌の痛みはさほどでも無く、それよりも喉の痛みがひどかった。手術中に呼吸を確保するために鼻の穴から管を通すらしいが、そのおかげで喉に痛みが出るとのこと。事前に「前回は喉の痛みがひどかった」といろいろな方に言いまわっていたからなのか、現時点では喉にはほぼ痛みを感じない。気を付けようと思えば気を付けられるものなのかな。
身体はとてもダルい。点滴で薬をどんどん入れているからなのか、それとも熱があるからなのか、その全てが原因なのか、よくわからん。とにかくダルい。何をする気も起きない。前回よりも簡単な手術だと思っていたけれど、このダルさは前回以上かもしれない。ベッドの上で仕事をする気満々で入院したけれど、何もする気が起きない。この日記ですら書く気が起きないけれど、舌癌の情報ってなかなかネット上には落ちていないものなので、少しでも僕と同じ舌癌患者の皆さまやそのご家族の方々への一助となればと思って書いている。役に立つようなことが書けているかは別として。
そうそう、前回は大活躍をした筆談器だけど、今回はほとんど使っていない。筆談器を使わずともジェスチャーで言いたいことは伝わることが分かった。相手が日々舌癌患者を相手にしているプロだからかもしれないけど、けっこう通じるものだと分かった。

今日はこんなところでいいかしら。水が飲めるようになるのはいつからかな。