スナップ

久しぶりに外で写真を撮った。前回のデータのログを見る限り、約2カ月ぶりの撮影らしい。
久しぶりに写真を撮ることの良い点は、写真って楽しいなと思えるところ。悪い点は、撮り方が分からなくなっているところ。 ただその悪いところにも良いところがあって、前回の撮影から時間が空いてるからこそ、前回の写真に引っ張られづらいところはいいところだと思う。リセットできる。「カメラ(というかレンズだな)ってこんなに重かったっけ?」と思えるところは悪いところだろうか。どうだろう。

スナップ(写真)の場合、被写体を見つけてから撮影を完了させるまでの時間は10秒くらいかな。いや、3秒くらいだろうか。カウントしたことは無いから分からんけど、体感としては10秒くらいだと思うんだよな。撮影したデータをパソコンで現像するのにもあまり時間はかけてなくて、Camera Rawを使って、1枚あたり1分もかかっていないと思う。もうね、感覚の世界。

僕はスナップを作品にすることは無いからさ、とても気楽に撮っている。気楽に撮っているから楽しいのかもしれない。これが作品づくりとなると、あえて稀勢の里関風に言わせてもらうと「 一片の悔いもございません 」と言えるほどに追い込むことになる。結果、満足はするけれど、楽しいかと言われるとよく分からん。とにかく自己満足。自分のことしか見ていない。ただ、見てくれる方々のことを思うと、もしかすると僕にとってのスナップのように、作者が楽しんで撮影をしたものを見た方が満足度は高いのかもしれないね。知らんけど。

ってことで、あと数日は多摩川近辺で撮影をした写真が続きまーす。

舌癌手術後1か月経過

舌癌(ステージ1)の手術をしてからそろそろ1か月が経過するみたい。なので現状について少々書き留めておこうかと。

まずは舌の状態だけど、まだ少し痛い。そして縫合した箇所が硬い。食べたり喋ったりはできるけど、例えば米のような粒状のものが奥歯とほっぺたの間に挟まった場合など、それを舌でかきだすことはできない。伸ばしたり動かしたりすると、その程度によってはまだ痛いからね。そんなときは口内に水を含んで軽めのうがいのようなことをしてかきだすしか無い。マナー的にはよろしく無いけれどどうにもならんからな。
食べることについて言えば、熱いものはまだ食べたり飲んだりするには厳しい。縫合した箇所がやけに敏感でね、熱さには弱いのよ。なので熱いものはある程度冷ましてから口に入れるようにしている。
で、過去の日記に「曲がっていた舌(過去におこなった舌癌(ステージ2)の手術の際に曲がってしまった)が今回の手術でまっすぐになったかも」と書いたけど、本日の時点では、以前よりはまっすぐにはなったけれど、それでもやはり縫合した側に向かって少し曲がっているみたい。なのでおそらくは以前よりは喋りやすくなってるし、食べやすくもなってると思う。理屈として。
それ以外はどうだろう、特に思いつくことも無いからフツーに生活できてるんだと思う。触る限りはリンパへの転移も無いみたいだし。

まーいずれにしても前回(ステージ2)よりはかなり楽よ。ステージ1とステージ2って全然違う。
っつーことで、術後1か月、順調でございます。

波打ち際とヒーリング

波打ち際は、魂が行きかう場所だと思っている。
今から3~4年ほど前に、エプサイトさんで波打ち際で撮影をした写真をつかった作品を展示させていただいたことがあった。作品について質問をいただくことがあって、その際に前述のような説明をさせていただくと、なかには怒りだす人もいた。なぜ怒りだすのかと言えば、魂やらあの世やらそのあたりの話はどちらかと言えば「陰」であり、死を連想させるからかもしれない。僕は子供の頃から未知のものに触れる機会があったので、体験はもちろんのこと、本屋さんに行って自分で調べたり、「この人は」と思える方にご教授いただく機会にも恵まれた。それにより自分なりの死生観が確立されているので、死は怖いものだとは思わないし、あの世や魂も特別なものだったり未知のものとも思っていない。そもそものところ、なぜ人は海岸に集まるのか、山に登るのか、そのあたりのことを多角的に考察してみるといろいろと見えてくるものがあるんじゃないの?と思っている。

そういえば、舌癌での入院中、口内に溢れる粘液が突然止まったというようなことをいつかの日記に書いた。実はあれは自然に止まったのでは無くて、自分で止めた。粘液への対応が辛かったので、自分で自分に5分ほどヒーリングをしたら粘液が出なくなった。その後のことはその日の日記に書いた通り。

波打ち際のこともヒーリングのことも、僕にとっての真実なだけであって、それを皆に信じてもらいたいとか、仲間を増やしたいとか、誰かとこの経験を共有したいなんてことは思っていない。僕の身に起きたことを事実として捉えているだけであって、それ以上でも以下でも無い。