消えたデータが戻る

以前の日記でお伝えした「NAS(RAID1)に入れておいたデータがすべて消えた」件、業者さんのその後のご尽力のおかげで一部のデータは救出された。ただそれらデータも「HDD障害時にデータのIndex情報(見出し情報)がバラバラに崩れてしまった模様です」とのことで、フォルダの構成もファイル名も全て消えてしまった。サムネールで確認できるものも多少はあるけれど、大半のものはダブルクリックして開いてみないと何のデータなのかが分からない状態。試しにひとつだけRAWデータを開いてみたところ、エプサイトさんで開催した個展の際のDMに使用したファイルだった。そうか、それ助かったか。あとは海外の方向けに英語で書いたステートメントのデータらしきものも目についた。妻のデータがたくさんあったかな。
救出されたデータは2TBの外付けHDDごと納品された。業者さんにお送りしたHDDの容量は3TBだったので、つまりは1TB弱のデータが救出できなかったということなのだろう。この2TBのHDが飛んでしまうと今度こそ全データがこの世から消えてしまうことになるので、さっそく自宅にあるNAS(RAID1)に懲りずにコピーをしているところ。2日間くらいで完了するだろうか。

データが救出されたことは有難い話なんだけど、僕のなかではデータが消えた時点で過去の自分を捨てたような気分になっていたこともあり、なんだか微妙な感じ。「嬉しい」では無く「有難い」かな。せっかく救出していただいたデータだから大切に保存はしておくけれど、もしかするともう見直すことも無いのかもしれないなとも思う。