立禅

先日、「どうして立禅をする際にはひざを曲げるんだろう?」と唐突に思った。立禅とは僕の師から教えていただいた、要は「座禅の立つ版」であって、瞑想や精神統一に利用している。瞑想をするなら座禅をすればいいじゃないかと思われるかもしれないが、座っていると眠くなってしまうので、僕の場合は立禅の方が都合が良くて気に入っている。
で、その立禅をする際には軽くひざを曲げた状態を保持する必要があるのだけれど、それがなかなか辛くてね。例えるならば軽めの空気イス。分かるかなー、空気イス。例えが古いかな?まぁ何はともあれ、師から教えていただいたものなので今まで何の疑いも無く毎度のようにひざを曲げて辛い思いをしていたわけだけれど、それがなぜ必要なのかを知りたくなったのでネットで調べてみた。
何らかの武道で用いられている練習法だということはぼんやりとは知っていたけれど、空手や気功の鍛錬として用いられているらしいことが分かった。なるほど、鍛錬ね。であれば軽めの筋トレになることも頷ける。あとは命門(へその背中側にあるツボ)を開くためにもひざを曲げる必要があるようにも思えた。ひざが曲がれば命門も開きやすくなるからな。瞑想をしながら命門からパワーを入れるんだろうな。そのあたりは座禅と同じ理屈だわな。
Youtubeで紹介されている立禅の動画もいくつか見てみたけれど、みなさん同じようなことを言っている面もあり、それぞれ独自の解釈をしている部分もあったりで勉強になった。それを取り入れるか否かは自分の判断によるところだけど、思うのは、世の中便利になったよな~ということだ。気になったことがすぐに調べられちゃうんだもん。なんだかオッサンみたいな発言だけどさ。まぁオッサンだけど。

ってことで、明日も明後日も立禅に励もうと思う次第。太もも鍛えちゃうんだから。