わくわく

妄想が趣味ですと胸を張って言うことができる僕だけど、ここのところぼんやりと考えていたのは「わくわくするって大事だよな」ということ。その結論に至るまでにはいろいろな経緯があったわけなので、一見するとわからないだろうけど、その「わくわく」には様々な想いが込められている。
で、さっそく部下たちに「仕事を楽しむって大事だよね」と言ってみたところ、「そんなこと毎朝思ってるよ」と返されてびっくりした。彼女たちは毎朝「今日も楽しもう」と思ってから仕事をしているらしい。あんなにつまらなさそうに仕事をしているのにそんなことを思っていただなんて。しかもさも当たり前のように「毎朝思ってるよ」と言われるだなんて、軽めのカルチャーショックってこのことだな。カルチャーにショックしたわけでは無いけれど、まぁそんな感じだよ。
「気の持ちよう」とはよく言うけれど、ホント、それだと思う。「今日はどんな出会いがあるかな?」と思いながら通勤をすれば、電車の中でカバンの固いところを身体に押し当てられても以前よりはムカッと来ないもの。いや、正しくはムカッとは来るんだけど、程度の話ね。テンション高ければ怒りも沸きにくい。
どう言えば伝わるかはよく分からんけど、わくわくすることで頭のあたりにある何らかが開くような感覚があって、それが開くことで今まで滞っていた何らかが自分の中に入ってくるような感じ。例えば作品づくりにおいて足踏みをしている人が「新しいカメラ買おうかなー」なんてことを言いだしたとして、それに対して「カメラ変えたところで何も変わらないと思うよ」なんてことを思う反面、新しいカメラを手に入れることできっとわくわくはするだろうから、それはそれで良い決断だよねと思える。たぶん何かが入ってくるよ、自分の中に。
ってことで、わくわくしましょう、皆の衆。カメラもレンズも買えばいいさ。行けば分かるさ、ありがとう。