おともだち

子供の話。ここのところ暑い日が続いているので、日中のお散歩を控えて早朝にお散歩をするようになった。
3~40分くらいかな、近所をぐるっと回ってからマンションの目の前にある神社に参拝しようってことで鳥居をくぐり、境内に入ったところで先客と遭遇した。うちの子よりも半年~1年くらい年上なのかな?そのくらいの年齢であろう女の子とそのお父さん。彼女らが参拝を済ませたあとに僕らが参拝をし、よし家に帰るぞと振り返ると、僕のすぐ後ろにまだその女の子が立っていた。「おっ」と思った。どうやら我が子のことが気になるみたい。僕は我が子を抱っこ紐で前向きに抱っこしてたんだけど、ずっと見つめてるのよ、我が子のことを。なので女の子の目線に合わせるようにしゃがんであげて「おはようって。」と我が子に話しかけた。女の子も何を言うでも無く我が子を見つめ続ける。子供って子供のことが気になるんだね。お父さんが言うにはご近所にお住まいのようで。所謂「地元」の方とお見受けした。
で、昨日。昨日も似たような時刻に家を出て、近所を散歩して戻ってきたら、神社の前にお父さんと女の子の姿が見えた。神社までまだ100mくらいあったので昨日会った親子かどうかは分からなかったけど、そこからうちのマンションに向かって歩いていくように見えたので違うんだなと。マンションの住人だったのかと。なので僕らはそのまま神社に寄って参拝してマンションの入口に向かって歩き出したら、まだその親子がいた。僕らの姿を見つけて「あっ!」という感じで女の子が走ってきた。やっぱり昨日の親子だったみたい。満面の笑みで両腕を挙げてチョコチョコと走って来たんだけど、そこはマンションの入口だからさ、ガラスがあるわけよ。ガラスの扉がさ。案の定そのままガラスに突っ込んでおでこあたりを強打して倒れちゃったよ。泣きそうな顔をしながらも我慢してた。子供って「痛い」というよりは「驚いた」ってことで泣くものだと勝手に思ってるから、僕も「痛かったね~」なんてことは口にしなかった。「おはよう!」って言った。女の子、最後まで泣かなかったよ。偉い。うちのマンションの入口をうろうろしてたってことは、おそらくは我が子と会いたかったんじゃないのかなと。あれだけ嬉しそうに走ってくるからさ、こっちもなんだか嬉しくなっちゃって。だからその感動の再会を盛りあげてもらいたかったんだけど、うちの子、ベビーカーに座ったまま無表情だったわ(笑)。

保育園に通い始めるまでの間、しばらくは同じような時間に散歩に出ることになると思う。また会えるのかな?楽しみが増えたなと。