おじさんなんだった

「今年はアウター買って無いけどこの冬のりきれんのかな?」と自問自答をしながらはや1か月ほどが過ぎた。何か暖かそうな服を買った方がいいぞという僕と、いやいやあんたどんだけ服持ってんのよという僕とが争っていて、現時点では後者の僕が勝利している。もういらんぞと。でも実際にはずっと愛用しているホグロフスのハードシェルとソフトシェルの袖の部分のベルクロがペラリンチョと剥がれてしまっていて、見つけるたびに瞬間接着剤でくっつけてるの。それと毎年この時期重宝していたコーデュラバリスティックのアウターも、気付いたら脇の下がほつれちゃっててね、今修理に出しているの。ホグロフスはもう8~9年目だから仕方無いとして、コーデュラバリスティックはまだ5年目くらいだぞ。丈夫が売りの素材だからずっと使えると思って買ったのに、肝心の縫合が甘いってどういうことだよもう。
ってことでやっぱり何か買っておいた方が無難なのかなぁと考えている最中に、フと気が付いたの。「ぼく、もうおじさんなんだった」と。どういうことかというと、頭のなかのシミュレーションとして、以前から気になっているアウターがジャーナルスタンダードに置いてあるみたいだから、(頭のなかで)新宿のフラッグスのなかにあるお店を訪れたんだけど、店員さんがやけに僕に対してよそよそしいのよ。そこで僕が気づくわけ、「あ、そうか、僕がおじさんだから接しにくいのか!」と。そんなことを考えてね、斜め横で仕事をしている女性に聞いてみたの。おじさんってどこで服を買えばいいんだろうかって。「ジャーナルスタンダードはダメだよね?」と聞くとダメだと。「SHIPSはいいかな?」と聞くとこれもまたダメだと。「じゃあどこで買えばいいのさ!」と聞くと「ユニクロ」と言われた。なんだよそれ。おじさんにも人権はあるんだぞ。ユニクロがダメだとは言わないが、ユニクロしかダメだとは何事かと。
もうね、この世に7Wondersがあってよかったと思う。最近7Wondersの通販でしか服買ってないよ。おじさんも受け入れてくれる店、それが7Wonders。あそこに行くと幸せをもらえる。元気になれる。はやいとこ我が子に成長してもらって、また鎌倉まで気軽に遊びに行けるようになりたいなと思っている。
7Wonders 鎌倉