愛し愛され

隣の机で働いている人と斜め前の机で働いている人が、自分がまだスクールに通っている頃の話をしていた。そのスクールには映像のコースと3DのコースとDTPのコースとWebのコースがあって、そのうち3Dのコースに通っていたひとたちのなかで多かったのが「映画やテレビ番組のエンドロールに自分の名前を載せたくて学び始めた」だったとのこと。その話を聞いて「僕はそういうのはいいかな~」と思えた。どこかに自分の名前が載るということには興味は無いなと。でもいや待てよと。昔からそうだったっけ?と。もうあまり覚えてはいないけれど、若い頃は自分にもそういう欲はあったかもしれないなとも思えてきた。なんつーか、承認欲求的なものなのかな。そういうものはあったんじゃなかろうかと。でもホント、覚えてない。
で、若かりし頃はそういうものを持ち合わせていたと仮定して、ではいつからそれが無くなったのかなと2秒くらい考えてみたんだけど、歳を重ねることによって徐々に減っていったんだろうなとは思うものの、それがパキッと明確になったのはおそらくは癌になってからだなと。癌になって、優先順位っつーのかな?なんかそれがはっきりしたように思える。もちろん生身の人間だから生きてるうちはそれを最大限に生かすっつーか使いまくりたいと思っているので今から達観したような考え方を持つのもちょっと違うかなと思っていて、身体があるからこそできることをこれからもどんどんやっていきたいと思ってるんだけど、それでもやはり最優先はさ、家族のことなんだよな。家族に対する愛っつーかなんつーか、家族に関わることの全て。それをさ、悔いの無いように与え続けて受け続けて経験として蓄積していければなと思っている。それをとても簡単に言い変えると「愛して愛されて楽しく過ごすこと」かなと。

まーいずれにしても、何かに向かって邁進するって大事よね。ワクワクは成功への近道なんだと思う。成功って言い方がなんか嫌だけど。