診察

今日はこれから病院。二度目の舌癌手術後初の診察。初の診察なので悪いところは見つからないと思う。
この時期に注意すべきはおそらくは転移だと思う。舌癌は首のリンパに転移しやすいから、首にしこりができていないかを日々チェックすることになる。他の癌のことは知らんけど、舌癌ってのは発症しないように注意できるようなものでは無く、早期発見に全力を注ぐくらいしか無い。早めに気づいて早めに切るしか無いんだろうなと。なので「気を付けてね」という有難いお言葉をいただいたとしても、未然に防ぐことができるようなものでは無いので、そういうところだけは真面目な僕からすると、何とも返事が難しい。でもそのお気持ちだけは受け取れるから「うん、ありがとう。」でいいんだろうな。お気持ちが有難いんだから、ありがとうだろう。

なんだか中途半端だけど、そろそろ出ないとイカンから、今日のところはこれくらいにしといてやる。

写真教室

そういえば、今年から写真教室をお休みしている。通い始めたのが2003年だか2004年で、途中で6~7年ほどお休みをして、6~7年ほど前に復活をしたんだと思うけど、その写真教室を昨年末をもってお休みをいただくことにした。写真が嫌いになったとか、通うのがめんどくさくなったとか、クラスメイトが気に食わないとか、オレ様には教室なんてものは必要無いとかそういうことでは無い。同じような目標に向かって刺激しあい切磋琢磨しあえる仲間がいるのは有難いことで、誰の目も届かないところでは手を抜くことが常習である僕からすると、そんな仲間たちと同じ時を過ごせないのは怖いこと。マイナスでしか無い。なのでまた、然るべき時期に復活をさせていただくつもりでいる。それまでに作品のひとつやふたつ、見せられるようにしておかないと。

日の丸

年末年始休暇中、ヤボ用があって数時間だけ弊社事務所に立ち寄った。駅を降り、事務所へと向かう坂道を歩いていると、道の両側にいくつもの日の丸がたなびいていることに気が付いた。普段は人も車も多い道だけど、さすがは年始だけあって、そこには僕しかいなかった。だれもいない道にたなびく無数の紅白を見て美しいと思った。元日に訪れた妻の実家付近の家々の玄関にも日の丸がたなびいていた。
かつては我が家(実家)も祝祭日には玄関に日の丸を掲揚していた。祖父母が他界してからなのかその前からなのかは知らないけれど、ここのところ我が家で日の丸を見かけることは無い。なぜ掲揚しなくなったのか、その理由を聞いたことは無いけれど、おそらくは「面倒だから」とかその程度の理由だと思う。そこに深い意味は無いのだろうと。僕も僕で、日の丸を美しいとは思うものの、自宅に掲揚しているかというとそんなことは無く、そもそも日の丸すら持っていないという体たらく。心のなかを覗くと、そこには「面倒なことに巻きこまれたく無い」という思いが見え隠れしている。
この国では、政治の話をしたり、それに近いことをすると煙たがれる風潮にあると思う。日の丸の掲揚もそのひとつで、単に国民の祝日を祝うための国旗の掲揚にも関わらず、右翼だとか軍国主義なんていうキーワードを持ちだされることがある。突き詰めて考えると、それはこの国が戦争に負けたからなんだろうなと思えるけれど、それを言うとまた面倒なことに巻きこまれがちなので言わないようにしている(書いてるけど)。ほんとは大手を振って日の丸を掲揚したいところなんだけどね。