不適合

20161129

舌癌の手術をしてから約3か月。昨日は退院してから初めて外でお昼ごはんを食べた。患部の状態がイマイチだったこともあり、ナチュラルローソンで購入した身体に悪くなさそうな食べ物を事務所で食べる毎日だったけれど、久しぶりの外のご飯は美味しかった。が、隣の席のオッサンが鼻をかみながら食事をしておりティッシュがテーブルの上に山積みにされていたので、気分は悪かった。食べてる最中に隣で鼻をかまれると、なかなかいい気分にはなれない。外で食べるということはつまり他人と接触するということなわけで、そのあたりをどう天秤にかけるかというところだろう。自分の社会不適合ぶりを再確認。箱入り娘ならぬ箱入りオッサンになるしか無いな。

通院

20161110

退院をしてから2か月ちょい。今日はこれから久しぶりの診察。ご存知無い方のために書いておくと、今年の8/24に舌癌の手術を受けたので、向こう何年間かにわたって経過観察が行われるということ。定期的に通院しないとならないの。
2週間ほど前の日記に「肉腫だか何だかがあって、舌はまだ自由に動かせない」的なことを書いたと思うが、先月末あたりだっただろうか、その肉腫とやらが突然無くなった。というか、患部にあった切れ目が前触れも無くくっついた。くっついたので舌がひとつになって舌らしい形になってきた。これ、文章で書いても分かりづらいだろうと思うけれど、平たく言うと「治ってきた」ということ。あんなにおかしな状態だったものがマトモな状態に戻りつつあるというのは、やっぱり人間って凄いんだなぁと。身体って凄いな。元に戻っちゃうんだから。
で、生活面ではどんな感じかというと、舌の形が戻ってきたとはいえ喋りづらさは残っている。右に向かってカーブしているし、食べづらさもそのまま。口内に広がる苦味も残っているので、美味しいものを食べてもいまいちそれが分かりづらい。周りからは「フツーに喋れてるよ」と言われるけれど、本人としてはまだまだ。今でも喋るのが面倒になることもある。喋りづらいからね。
ってことで、今日の診察はどんなもんだろ。首のリンパにしこり(つまり転移)も無いようだし「順調なので次回の診察は3か月後でいいですね。」なんてことを言われるような気がする。それでいいと思う。賛成。

医療用のアレとアレについて

20161026

石垣島で元女優さんが逮捕された。それにより、医療用大麻に対する誤解や偏見が広がることに懸念を感じている。もちろん使用をしたことは無いものの、癌を経験した人間として、医療用大麻への期待は少なからず持っている。それが今回の件で認可から遠ざかってしまうかと思うと残念でならない。このことで道が閉ざされませんように。

話は少しズレるけれど、「健康」というキーワードにはいつからか怪しさを感じるようになってしまった。自分はノルディックウォーキングのインストラクター資格を取得した過去があるけれど、その資格取得のための講義を受けていた際、休み時間中に周りから聞こえてくる会話の内容がどうにも怪しいなぁと思っていたら、実は自分以外の受講者はすべて知り合い同士で、しかもマルチを実践している方々だったということが分かったことがある。見たことの無い飲み物を飲んでいたのでピンと来た。そしてトイレについてきたオッサンを見て確信した。ホットヨガについても同じ。「旅」というキーワードもそう。そんなところにそんな方々は入りこむ。純粋な気持ちでノルディックウォーキングをしている方々や、ヨガを実践している方々、そして旅が大好きでたまらない方々はどんな思いでいるのだろう。悪意があるのか無いのかは知らないけれど、迷惑な話だよなー。

ちなみに僕の周りにもマルチな方々はたくさんいらっしゃる。とっくに気づいているけれど、ヘンテコな勧誘をされない限りはフツーに接している。