意識

20150928

引き続き、上高地での話です。
上高地を歩いて、撮って、ご飯を食べて感じたのは、そこにいる方々の意識の高さです。意識の高さと言ってしまっては言いすぎなのかもしれませんが、事実のみを述べると、ゴミが落ちていない。トイレが綺麗。マナーがしっかりしている。タクシーを相乗りしたご夫婦もそうでしたが、とにかく気持ちが良いのです。「水は低きに流れ、人の心もまた…」なんて言葉や「山には神様が…」なんてことがつい頭に浮かんでしまったのですが、そんなことが頭にチラついてしまうくらい、山には気持ち良さを感じました。山登りをする方々はもしかするとこれを感じたいがために登ってくるのかな?なんて。
こんなにも心地の良い場所が車で数時間の場所にあったことに驚きましたし、それを長年守ってくださっている山を愛する皆さまには心より感謝です。また行きたいと思いましたし、他の山々にも触れてみたいと思うようになりました。次の目的地には五色沼なんてどうだろうな~。

山でアゲアゲ

L1009681

昨日に引き続き上高地について。
沢渡の駐車場に車を停め、そこから5分ほどのところにある上高地へと向かうシャトルバス乗り場へ着くと、先に着いていた二人組から声をかけられました。タクシーへの相乗りのお誘いです。本だかWebサイトだかで読んだことあるぞと思いつつ相乗りを快諾しました。4人でタクシーに乗ればシャトルバスに乗るのと同じ料金になるのでお得なのだそうです。ほんの10分ほどの相乗りでしたがとても気持ちのよいご夫婦でして、それだけでもなんだか山っていいなぁと。山を愛する人に悪い人はいないのだろうとさえ思えました。僕らは上高地の手前にある大正池で下車。ご夫婦は上高地へと向かって行きました。
早朝の大正池は予想以上の綺麗さ。あまりに綺麗さに、今回の旅行で使うことは無いだろうと思いつつも念のためかばんに入れてきたM9-Pで撮りまくりました。どうせ撮らないと思っていたので50mmを付けてきてしまったけれどここは35mmだったよなぁなんてことが頭をよぎりましたが、そこから上高地に至る遊歩道は上下左右どこを見ても美しくて、空気も美味しくて、連休初日からこんなに素晴らしい経験ができて幸せだぞと。レンズなんて何でもいいぞと。早起きありがとう。連休ありがとう。ここまで頑張ってくれた僕のジープも駐車場のお兄さんもガソリンも朝ごはんも横で寝ていただけの僕の彼女もみんなありがとうと思えました。勢い的には道端のゴミでさえも美しく見えたはずですがもちろん落ちてなんていませんよ。安心してください、落ちてませんよ。この気持ち、今風に言うと「アゲアゲ」でしょうか。もちろん両手の人差し指をたてて上下へピストンさせながらのアゲアゲです。アゲアゲアーゲ、アゲアーゲ。
ということで、遊歩道を歩きながら、写真を撮りながら、ご飯を食べながら感じたことがあるので、それはまた次回かな。

始まりの場所

20150924

シルバーウィークを利用しての長野&新潟の旅から無事に帰宅しました。今回の旅は長野県は車山高原にて星空を眺めることと、新潟県は鯨波にて旅館を営んでいる友人と再会することが目的でしたが、どちらとも大変に満足することができました。予想以上の大満足です。
初日はとにかく渋滞に巻き込まれたくないとの一心から朝4時に自宅を出発しました。おかげで渋滞の「じゅ」の字も無いほどスムーズに車を進めることができたのですが、あまりの早さに朝の7:30頃には目的地に到着してしまいますよとナビが言うので、車山高原を大きく通り越して上高地へ向かうことにしました。
上高地はとにかく素晴らしかったです。何がアレってそれはまぁ今後の日記にて小出しにするとしてですね、写真を撮りながら感じたのは、もう3年弱撮り続けている夜明け前の波打ち際には「生と死とが交差する場所」や「輪廻」を感じているのですが、上高地と言えば良いのか大きく「山」と捉えてしまって良いのかは分かりませんが、とにかくここは「始まりの場所」なんだなぁと思えました。そう思うと、今後は波打ち際だけでは無く山も一緒に撮り続けることで新たに見えてくるものもあるのだろうなぁと。海と山とを並列に捉えることで、波打ち際だけに見ていた輪廻のサイクルがもっと大きなものになるのかもしれないな、なんてことを思いました。
とにかくまぁ、波打ち際以外にも興味を持てるものが出てきたということで、感謝です。山の神様ありがとう。