僕とバイク

24~5歳の頃に中型二輪の免許を取り、35~6歳の頃に大型二輪の免許を取った。いつかはハーレーに乗ってみたいと思っていたので、大型免許の取得と同時にハーレーのことを調べ始めた。本や雑誌を読みまくり、ネットで調べまくり、お店で見まくり、試乗会に参加した。そんなハーレー三昧の毎日を送ってたんだけど、ある日246沿いの某店舗で若い店長さんに「盗難が心配なんです」と伝えたら、「今はイモビが付いているので盗難件数ゼロ件ですよ」と言った。いや、ゼロは無いだろと。ネット見たことあんのかと。「嘘つくんだな…」と思ったら気持ちが萎えた。そこからハーレーへの興味が無くなって行ったんだよな。で、結局はBMWのR1200GSを中古で購入した。デュアルパーパスなのでオンロードもオフロードも行けるところが気に入ってな。
普段は電車に座っていても最後までとなりの席は空いているような僕だけど、バイクに乗るようになってからは知らん人たちから気軽に声をかけられるようになった。コンビニに寄ると声をかけられ、ガソリンスタンドに寄ると声をかけられ、サービスエリアでは声をかけられ、「「バイク仲間」ってのはこういうことを言うのか」と理解した。犬の散歩をしていると「あらかわいい~!この子お名前は?」なんてことを言いながら寄ってくるアレと似ている。カメラを首からぶら下げていても誰からも話しかけられないけれど、バイクと犬はホントに気軽に知らん人が話しかけてきた。なんかいいよね、そういうの。
で、そんな素敵なバイクだったけれど、都内に引っ越しをしてしばらくしてから売却してしまった。都内だとこんなにデカいバイクは気軽に停められないからあまり乗らなくなったし、なんだかバイクで死ぬような気もしたので、バイク王に持っていってもらった。もちろん愛着はあったんだけど、乗ってあげられないというのも可哀想だからね。

っつーことでバイク、好きなんだけど、乗るのはちょっとアレかもしれないなー、死ぬかもしれない。なのでもし乗るとしても小さいやつでいいと思う。そのへんに行くときに使う程度の小さいやつ。もちろんあれだ、一軒家をゲットして、駐車場所や盗難対策に困るようなことが無くなってから。