読書の薦め

ボクシングの村田選手のインタビューを見るたびに「いいこと言うなぁ」と関心していた。週末に公共放送で『村田諒太 父子でつかんだ世界王座』というドキュメントを放映していて、それを見てなるほどなと納得した。村田選手は読書家であるお父さまから良い影響を受けたのだなと。
僕は子供の頃から読書が大嫌いで、野球やらプロレスやらUFOのような興味のあるジャンルのものであれば読むけれど、所謂文学というものはどうにも興味が湧かなくてね。覚えているのは、小学生の頃に親が文学全集というのか何と呼ぶのかは分からないけれど、何十冊ものハードカバーの本のセットを買ってきてくれたにも関わらず、僕も姉も一切読まずに放置していたこと。あまりの放置っぷりに勿体なさと言うか申し訳なさを感じていたので一度だけ『羅生門』を開いて読み始めてはみたものの、20ページくらいで断念した。『羅生門』は『週間少年ジャンプ』には敵わなかった。
勝手に思っていることだけれど、僕の周りにいる優秀な人物は読書好きが多いように思える。なにせ僕が本を読まないのでどこがどう優秀なのかを言葉で表すことは難しいけれど、語彙の多さや理路整然とした考え方ができることが読書家の特徴のように思えてね。そう思うとまだ見ぬ僕の子孫(いないけど)には読書を薦めたいとは思うものの、僕がそうだったように薦められても読まないだろうなとも思えるので、何か他のジャンルで頑張ってもらえればいいかなと。血だよね。