胸のつかえが取れるの巻

数週間前におこなわれた若き友人の結婚披露宴にて、主賓挨拶をさせていただいた。若かりし頃、つまりは僕らの年代が結婚適齢期の頃は、結婚式にお呼ばれした際にはかなりの確率でご挨拶をさせていただいていたので、披露宴の場は慣れたものだった。でももう歳なのかな、先日のそれはなんだかとてもグダグダなものになってしまい、自分の頭の回転の遅さに非常に落胆をしたと同時に、おふたりのハレの舞台において非常に申し訳無いことをしてしまったなと思っていた。が、当の本人(つまり新郎)はそうは思っていなかったようで、昨日顔を合わせた際に改めて感謝の言葉をいただいた。「いやあれは本当に申し訳なかった!」と言うも「は?」というような感じだったので、なんだか少し拍子抜けをしたと言うか、若干胸のつかえが取れたように思う。
歳も歳なので今後はご挨拶の機会もなかなか巡っては来ないとは思うけれど、ちょっとアレだな、もしまたご依頼をいただいた際にはもうちょいきちんと考えてから本番に臨まないとイカンなと思えた。だいたい「ぶっつけ」だったからな。