ミッキーマウス効果

身体に力を入れずにダラッとすることを心がけて生活をしている。顔の筋肉にも力を入れずに過ごしているので、無意味に笑顔になるということは無く、基本、仏頂面。でもそれだと街中で敬遠されるというか怖がられることが少なくない。すんごく詰めて座っているにもかからず、電車では僕の隣は最後まで埋まらない。それはそれでこちらに害は無いからいいんだけど、なんつーか、もうちょい社会に馴染んだ方が大人としては良いのだろうと思えることも確か。そこで試しにミッキーマウスがプリントされたTシャツを着てみたことがあるのだけれど、心なしか、周りからの対応が優しかったように思えた。これをミッキーマウス効果と呼んでいる。
最近は身体の歪みの予防のためにザックを背負って通勤するようにしているけれど、ファスナーの部分にかわいい熊のキーホルダーを付けている。それに気づいた部下は「かわいい!こういうの大事!街で見かけたら、私ならしばらくついて行く。」と言った。部下について来られても困るけれど、僕の後ろにかわいいもの好きの女子たちが群れをなしてついてくることを想像すると、なんだか凄いなと思える。僕の周りだけいい香りがするかもしれない。
熊が付いているのはザックの後ろなので、残念ながらその効果のほどを確かめながら歩くことはできない。数歩歩くごとに振り返るわけにもいかないし。両手にミラーでも持って歩くしか無いかな。どっちにしても変態か。

念のために調べてみたら、「ミッキーマウス効果」って既にあるんだね。もう書いちゃったからこのままでいいや。おわり。