入院29日目

平日毎日9:30あたりから処置室での処置がある。その日が出勤日であればその場で担当医に会えるのね。で、昨日は僕の担当医がいたもんだから、処置の後に「先生、ちょっとお伺いしたいことがありまして。まとめておいたんですけど…」と伝えると、「次回の外来の時にしましょう。早めに予約を取るようにしておきますから。」と言われた。断られたことに少しショックを受けたんだけど、先生の意図としては、今は頭がいっぱいだろうから、一旦家に帰って家族と会って落ち着いてからまたお話をしましょうねということみたい。まあな。分からんでもない。でもなんつーか、僕は話を聞いてもらいたいたかったんだけどな。
で、夕方になってから部屋に先生がやってきた。これも出勤日であればいつも来てくれるのよ。「来週の火曜日の13時に予約を取っておいたので(お話はその時に)いかがですか?」と言われたんだけど、その日は11時から地元の病院でのインフルエンザの予防接種の予約をしてあるので、時間を少しずらしてもらった。「少しだけなら今お話聞きますよ。」とのことだったけど聞きたいことは山ほどあったし唐突だったんで、ちょうどその時検索をしていたQOLを大切にしたお医者さんについて「この方ご存知ですか?」と聞いたら「知らない」と言われた。多分否定するだろうなと思いつつ丸山ワクチンについて聞いてみたら、意外にも過去には何度か使ったことがあると。ただそこで良いデータが得られたかといえばそんなことも無かったと言っていた。この二つを聞いて終了。あとは火曜日だってよ。

いろいろな方からいろいろな情報をいただき、そして自分でもいろいろと調べてみて現時点で思うのは、やはり所謂「標準治療」に勝るものは無いのかもしれないなということ。他にもいろいろあるのよ。いろいろあるんだけど、理由は知らないけどそれらの治療も結局は「標準治療と並行してやってね」とかそんな感じで書かれてるの。知らないよ、理由は知らないよ、でもやっぱり標準治療ってものがドカンと中心にあって、そこを外してことを進めようとすると「ヤベぇ人」みたいな扱いになる。「だから言ったのに」みたいな。それは分かるんだけど、やっぱり悩ましいんだよね。何を軸に考えるのか。1日でも長いこと生きたいと思うのか、生活の質を落としたくないと考えるのか、そこってそれぞれだしさ、そのどちらかを選んだとしても、ではどんな治療(代替医療)を選べば良いのかというと、それもまたいろいろあるわけで。どちらにしてもどこかしらでセカンドオピニオンをお願いしたいなとは思ってるし、癌に関する民間の団体っていくつかあるからそこにも相談するつもりだし、まぁ、やれることはやるつもり。あとはお金がわんさか落ちてくればいいなとも思うけど、まぁそれは積み立ての金額を減らしてもらうとかの手続きをすればいいだけだろうからなんとかなりそうかなとも思う。保険適用外のものもたくさんあるからこれからお金はかかることになると思うのよね。障害年金は申請するつもり。

で、今週の土曜日に退院することになった。これも先生が夕方来た時に「退院はいつですか?」と聞いたら「いつでもいいですよ。」と言われたので最短での退院をお願いした次第。あと数時間早く言ってくれれば金曜日に退院できたのに。これもこの先生の通常運転。