僕の死生観

20160809

僕の作品づくりのテーマにも取り上げているけれど、人間の魂とは輪廻を繰り返すものだと思っている。輪廻を繰り返すなかで魂は磨かれて(磨かれるかどうかはその人の生き方次第だけれど)、上へ上へとスパイラル状にのぼっていく。この世における人間とは魂+肉体であり、あの世では肉体を脱ぎ捨てて魂だけになる。この世における「死」とは肉体の喪失であり、魂の死では無い。人間がなぜこの世に生まれてくるのかというと、肉体を持ったうえでの体験を繰り返すことにより魂を磨くため。楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、嬉しいことを、それこそ身をもって体験するため。肉体をまとっているぶん感覚は鈍るけれど、そのぶん肉体をもっていなければ体験できないことは少なく無い。顔があるから、口があるから、手があるから、足があるから、生殖器があるから人間は様々な体験ができるし、心もまた養われる。

病院の待合室にいると、先生から何を言われたのかはわからないけれど、取り乱している人を見かけることがある。一般的な反応だろう。僕は死とは終わりでは無く始まりでもあると思っている。それを待ち望んでいるわけでは無いけれど、怖いことでは無いと思っている。

有難い

20160808

何が有難いかと言うと、よくわからない水やら壺やらを勧めてくる友人がいないこと。慌てて「会おう」と言ってくる友人がいないこと。今から手術後のアポを取ろうとする友人がいないこと。

診断結果

20160805

昨日、診断結果を聞いてきた。当初の印象通り舌癌。ステージは2とのこと。浸潤はさほどでは無いし転移もしていない。舌に3か所癌があり、それらを個別にでは無く、合わせて大きく切る必要があるとのこと。舌を3割ほど切除することになるので、それにより術後にろれつが回らなくなるかもしれないらしい。まぁそのあたりのことは今から心配してもどうしようも無いことなので、現時点では何も考えていない。それよりも普通に喋れるうちに喋っておこうと。
入院日は確定では無いが、おそらく23(火)になると思う。23(火)に入院した場合にはおそらく手術は24(水)。回復次第の退院となるが、おそらく10日前後の入院になるらしい。まぁ、今のところはそんな感じかな。限度額適用認定証の交付を依頼しておかないと。