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精子の検査をした話

妻の妊娠が分かったのが昨年の10月。無事に出産を終えるまでの間は何が起きるかわからないので、それまでの間はこのことは伏せておこうと決めた。長かった。で、その間は本当にいろいろなことが起きた。いろいろ起きた毎日だったけれど、伏せると決めた以上はもちろん日記にも書けないので、この半年ちょいはいつも以上に書くことが無くて困っていた。出産を終えてそれがようやく解禁になったけれど、なったらなったであまり子供のことばかり書くのもアレだなぁと思え、控えめにはしているつもり。ただ、いつの日かこのことだけは書きたいと思っていたことがあるので、今日はそれを書いてやるんだからな。満を持して。でもちょっとアレな話になるので、もしかすると女性にとってはあまり好ましい話にはならないかも。男性にとっては面白い話になるんじゃなかろうかとは思うけど、お昼時はやめた方がいいかもしれないな。ま、自己責任でお願いします。

「子供が欲しいね」ってことは以前から話をしていた。本気になったのは今から1年ほど前のことで、オギノ式によるタイミング法(って言うのか?)を何度か試していたのだけれど、なかなかうまく行かない。うまく行かねぇなぁと。そもそも精子あんのかな?と思えたので、さほど離れていないところにある有名な産婦人科で精子の検査をしてもらうことにした。19歳の頃に水銀の体温計が振りきれるほどの高熱を3日連続で出したことがあるので、もう精子死んでるんじゃねぇかとも思っていたので。いい機会だよね。
産婦人科の受付付近に座って待っていると、「安西さんのご主人さま~!」と呼ばれた。これで「お帰りなさい!」と言われたらメイドカフェだなと思いつつ、呼ばれた方へ向かった。看護婦さんと言うのかな?僕よりも少し若いか同じくらいの年齢だと思われる女性から、精子をとったあとの作業についてレクチャーを受けた。精子を取るための部屋は2階にあると。そこでこの容器に精子を入れてくださいと。精子を入れたら容器をこのビニール袋に入れ、輪ゴムで口を縛り、この引き戸を開けてこの棚の上に置いてくださいと。ってことで、蓋のついたプラスチック製の透明な容器とビニール袋と輪ゴムを渡された。なんか、ずいぶん生々しいなというか、簡易的なものなんだなと。「ではご案内します。」とのことで、共に2階へ上がった。「安西様のお部屋はこちらです。」と言われて扉を開けてもらうと、思っていたのと違う、かなり貧相な部屋が現れた。違う違う、これじゃ無い。僕が事前にネットで調べていたのと全然違う。テレビが無い。DVDプレーヤーが無い。なにこれどうすりゃいいの?まじで驚いた。ヒッジョーに貧相な部屋でね、部屋の真ん中に手動のリクライニングのソファーが置いてあるの。その横に小さい机っつーかなんつーか、とても小さいものが置ける台があって、肝心のアレ、つまりはアレは、キョロキョロと部屋を見まわした結果、壁際に置いてあるのを見つけることができた。雑誌かよ!雑誌が10冊ほどマガジンラックに入れてあった。壁際に申し訳無さそうに置いてあった。おいおいこれかよと。僕はこれを利用してなんとか興奮して精子を出さねばならんのかと。果たして文明はどこに行ったのかと。文明って何かねと。紙かよと。いや本当に驚いた。でも驚くのはまだ早くてさ、そこにあるヨレた雑誌を見てみたらね、僕の好みと言うか何と言うか、そういう雑誌が皆無なのよ。違うよ、僕の趣味が特殊なんじゃ無いよ。熟女とか制服ものとかそんな雑誌しか置いてないのよ。なんだよこの病院、特殊な趣味のヤツしか来ないのかよ。それとも院長の趣味なのか?しかも制服ものって、もう何年も前に禁止になったんじゃなかったっけ?これいつの雑誌なんだよ!ってことで僕ちゃんホントに困ったの。でもその雑誌のなかから何とか興奮する材料を見つけて精子を出さないとならないわけなので頑張って探したんだけど、ようやく「これ、フツーだな。」と思えるものが見つかったとしても写真がすんごく小さくてさ、雑誌を顔のそばに持って来ないと見えないのよ。そうなると、僕がソファーに座るとして、片手に雑誌を持つでしょ?もう片方の手は興奮するために使うでしょ?となると、プラスチック製の透明の容器はどうすんのって話でさ、無理なのよ。手が3本無いと無理なの。出る瞬間に雑誌を放り投げて瞬時にプラスチックの容器に持ちかえて僕のアレの前に差し出すなんて芸当はなかなかできないでしょ。練習しないとできないでしょ。ってことで本当に困った。無理だ。いや無理じゃダメだ。どうしよう。雑誌は諦めて想像にするか?よし想像してみよう。うーん…なんかこのソファー、角度がダメだ。これじゃ無理だ。ソファーでリクライニングしてたら出たとしても斜め上、つまりは僕の顔の方向に向かって放出されることになるから、それじゃ容器に入れらんねぇぞと。もう立つしか無い。立てばこの角度でって、うーん…やっぱり無理だ。立ってもあそこが立ってるから結局は上に向かって出ちゃうぞと。容器をアレに被せるしか無いのか?どうしよう…ってことを繰り返し、興奮するどころじゃ無かった。物理的にいろいろ無理がある。
結局、何分くらいかかったのかな。なんとか興奮して出して引き戸の中にしまったよ。困りに困ったので、最終的にはiPhoneで動画を検索して、それを小さいテーブルの上に無理矢理固定して、ソファーの先端に座って事に及んだ。出る瞬間に前傾姿勢になれば、角度的にもなんとか容器に入れられるでしょ。いやー、大変だった。

検査の結果、僕の精子はとても良い状態だった。みんなに分けてあげたいとさえ思えるほどだった。なんだろう、そういうのって、自信が出るもんだね。オレの精子すげぇんだぞと。不思議だね。男ってバカだね。そして今日は僕の母親の誕生日。お母さん、お誕生日おめでとう。おわり。

会話

我が子の寝顔を見ていると思い出すことがある。それは僕がこの世に生まれてからの最初の記憶のこと。

季節は冬の終わりか春頃だったと思う。僕は両親の部屋に敷いた布団で寝かされていた。そこは窓際で、レースのカーテンを通して陽の光が柔らかく差し込んでいて、とても心地がよかった。
母親と姉が笑顔で僕の顔を覗きこんでいる。とてもにこにこしている。会話を聞く限り、ふたりは少しの間部屋を離れるらしい。その前に、僕の身体が冷えないようにと僕の身体にタオルケットをかけてくれた。タオルケットをかけられた僕は、とたんに身体が熱くなるのを感じた。これはたまらん。すかさず「暑いよ!」と言おうとしたが、言葉が出ない。なにせまだ喋れないもので「あー」とか「うー」としか出ない。このまま部屋を出て行かれるとたまらんと思い、どうにか伝えねばと思った結果、泣いて知らせるという手段が取られることに。泣こうと思ったのでは無く、自然と泣いた。泣くとふたりは振り返り、なぜ僕が泣いているのかを探りだした。おむつじゃ無い。では何だろうと。母がタオルケットをどかしてくれたところで僕は泣き止み、そのまま寝た。

これ、とても鮮明な映像として僕の脳裏に残っているので僕が持っている最古の記憶だと思っているのだけれど、もしかすると夢の可能性もあるかもしれないね。で、記憶でも夢でもどちらでもいいんだけど、我が子の顔を見ていると、もしかすると僕が経験した(と思っている)あんなことを、いまこの子も経験している真っ最中なのかもしれないなってことが頭に浮かぶ。「おなかすいた」とか「おしっこ出ちゃった」とか、言葉にはできないものの、僕たちに一生懸命伝えようとしているのかもしれないな、なんて。
ホントのところがどうなのかを知る術は無いけれど、とにかくは、僕はこの子と会話ができる日が来ることを楽しみにしている。この子といろんなことを話したい。真面目な話も、どうでもいいことも。それまでおじさん頑張らないとな。

実感

子供ができて1週間が経過したんだけど、いまだ実感が無いのは、まだ指1本触れていないからだと思う。明日は初抱っこかな。