春と変質者

毎年この時期になると変質者が現れたとの話題を目にする機会が増え、「春だねぇ」という会話がなされる。いつだったか誰かに「なんで春になると変質者が増えるんだろうね?」と聞いたことがあるが、その答えは「暖かくなるからじゃない?」という、なんとも答えになっているんだかなっていないんだか分からんものだった。ひとつ言えるのは、ひねりも何も無いなということだ。
で、少しだけ真面目に考えてみると、暖かくなったから服を脱ぎたくなるというプロセスに疑問は無いけれど、だからと言ってそれを外で他人に見せつけたくなるというのはまた別問題だ。大事なのはそこなんだよ、どうして他人に見せたくなるのかというところ。これを単なる性癖と捉えることは簡単だけれど、癖は癖でも「変質者」というくらいだからやはり一般的では無い癖であって、そこにはただならぬ何らかが潜んでいると思えるの。憑依や感応が関係してるんだろうなと。電車のなかでブツブツ独り言を言ってる人なんかも似てると思うけど、ある程度、自分を明け渡しちゃってるんだろうなと。それを言うと、酔って記憶を無くしている人もニアリーだなと思えるんだけどさ。
ただまぁ僕が考えるように憑依や感応が関係しているとしても、ではどうして春だけなのかという疑問に対する答えにはならないので、結局は一周して「単なる性癖です」ってことでいいやと思える。

「なんだよそれ」と思った方、あなたが正しい。

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