審査の基準

先日放送された『IPPONグランプリ』の録画を見た。毎回感じていたことだけれど、自分が面白いと思った回答と実際に「IPPON」が入る回答とが合致しないことが多い。そこまで名の売れていない芸人さんや新たに参戦された芸人さんの回答に対して「IPPON」が入りにくいように感じる。僕の好みが特殊なのかなと思っていたけれど、ネットで検索する限り、どうやら僕と似たことを思っていらっしゃる方は少なくないことが分かり、「うーむ」と思ってしまった。同番組では芸人さん同士で審査をおこなっているとのことだったけれど、たとえばそれを視聴者がおこなうことになったとしたら結果はどうなるのだろうと思えた。
この件だけでは無く「人間の感じ方を基準として優劣をつけること」って難しい。所謂「採点競技」。フィギュアスケートの試合後には毎度のように議論されることだし、僕が少しだけお世話になっていた居合の世界でもそう感じていたし、もしかすると写真だってそうかもしれない。僕はそういうものが好きでは無いので巻き込まれるようなことは無いとは思うけれど、万が一巻き込まれたとして、評価が悪かったら悪かったでイラッと来るのかもしれないし、評価が高かったとしてもその評価を鵜呑みにすることは無いだろうと思う。嬉しいは嬉しいだろうけどね。
なんつーか、突き抜けたところまで自分のレベルを上げておくしか無いんだと思う。誰かと競わされるまでも無く「素晴らしい」と思われるようなものを作りあげておくしか無いんだと思う。そのためには自分を信じて進み続けるしか無いんだろうね。「質」を上げるための「量」を積み上げたうえで、良い毎日を過ごすことだろうな。生き方がモノを言うと思う。アウトプットできるものって、インプットされているものだけだもの。