Posts in Category: 舌癌

丸二年

舌癌の手術をしてから今日で丸二年。幸いにも再発も無く、毎日を楽しく過ごしている。検査のための通院も月に一度だったものが二カ月に一度のペースとなっていて、もしかすると三年目からはもっと減るのかもしれないなと思っている。
舌は二年経った今でも切って縫った方向に曲がったままで、喋りにくい。電話で話すときなど、正しく発音ができずに相手に正しく伝えられていないんじゃないかと毎度のように心配になる。周りに言わせれば「普通に喋れてるよ」とのことだけど、本人としては全然違う。このあたりはストレス。ただまぁ、それ以外は特に不自由も無く暮らしているので、御の字と言えば御の字なんだろうね。

そして本日、8月24日は妻の誕生日でもある。妻、おめでとう。今年は癌の手術をプレゼントせずに済みました。

大麻って…

さきほどYahoo!のトップページで「カナダで大麻が合法化するよ」的な見出しを発見したけど、仕事中だったのでクリックはしなかった。ただ人間たるもの目に映ってしまった以上は意識がとらわれてしまうもので、「大麻って本当のところはどんなもんなんだろうなぁ。」と考えてしまうわけで。癌の手術を経験した身としては少々気にかかるのよね。
大麻よりもタバコの方が有害だと言う人もいるしそんなことは無いという人もいるし、ではネットで調べてみようと思って検索したところでどれが正しい情報なのかも分からんし。なので結局は自分で体験するしか無いのよね。お化けと一緒でさ、身をもって体験すれば一発なのよ。「いる・いない」なんて議論しててもさ、無駄とは言わないけどそれに近いものはあるのかなと。なのでまずは体験をしたいとは思うんだけど、それって日本では犯罪だからさ、結局のところは一生分からぬままなんだろうね。こんなとき、本当のことだけを淡々と発信してくれるメディアがあればいいのになーと思う。

キャパシティ

ここ数日、某有名マンガの作者が単行本に不適切なことを描いたり、某有名ミュージシャン(バンド)が作ったサッカーワールドカップのテーマソングが政治的だと捉えられたりと「なんだかなぁ」と思える出来事が相次いだ。それら出来事に対してネット上では様々な角度からの意見交換がなされているようで。「こんなことを言うやつはこんな人間に違いない!」みたいな。
今から1年と10カ月ほど前、僕は舌癌の手術のために入院をしており、言ってみれば死を意識せざるをえない立場にいたけれど、ベッドに横たわる僕の頭の中に浮かんでいたのは「いままで僕は周りの皆に優しくできていただろうか」ということと、「愛する人たちとの思い出を作りたい」ということだった。僕のキャパって意外と狭いんだなと思った。世界平和とかそんなのは全く浮かばないんだなと。僕にとって大切なのは、縁あって仲良くさせていただいている友人たちと愛する家族に限定されるみたい。あと何年生きていられるかは分からないけれど、まずはそこを埋めていきたいなと。
言い方が難しいけれど、某有名マンガ家やら某有名ミュージシャンについてネット上で議論を繰り広げられる人って余裕があるんだなと。全くの他人のことまで気にかけられるって凄いことだと思う。僕のキャパはそこまで広くは無い。頑張れば、そのうちその領域にまで達することができるかな?

この世

そろそろお昼なので(現在、11:44です。)お腹がすいたなーと。何が食べたいかというと、頭のなかにはエビフライやら寿司やらハンバーグなんてものが浮かぶ。そういえば舌癌で入院していたときは「何が食べたい」なんてことは浮かばなかったな、なんてことを思い出したら、なんつーか、あの頃と比べると物欲にまみれた人間に逆戻りしたんだなと思えた。でもね、それって悪いことじゃ無いと思うのよ。僕らはこの世に生きているのだから、物欲があって当たり前。精神世界のことばかりを考えているとしたら逆に心配っつーか、せっかくこの世で暮らしてるのに、いろいろ間違えてると思うもの。勿体ない。あの世へはあと何十年かしたら行かねばならぬことになるのだから、今はさ、風や匂いや暖かさなんてものを身体で感じながら、毎日を楽しく生きたいよねと思う。
ってことで、ハンバーグを食べることにする。もりもり。

1年半

先日病院へ2カ月に1度の定期検査に行った際、先生から「手術してから1年半が経ちましたね。」と言われた。気づかなかった。1年半と言えば障害年金を請求できる日数に達したということでもあり、それを逆に捉えれば、そろそろ転移の心配をしなくても大丈夫な時期になったのかなとも思える。
この1年半で、あの頃感じていた生への思いや周りの人間への思いは薄れてしまったように思う。もちろん頭の中にはあるけれど、僕がバカだからなのか、薄情なのか、それとも物質社会にやられてしまっているのかは分からないけれど、なんだか薄れてしまったなと。あの世に持っていけるものは思い出だけだと思うから、そこんトコを忘れぬよう、なるべく多くの日々を笑顔で過ごせたらいいなと再確認。自分も、周りも、笑顔でいられたらいいなと。