ホロゴン16mm

20130508

僕のM9-Pに、Pさんからお借りしているホロゴン16mmをつけて撮影をしてみました。本当はコンタックス用のレンズですが、Pさんの手によりMマウントに改造されているので、僕のM9-Pにも付けられるということです。
超広角ってのは人間の目には映らない世界ゆえ、面白く感じられる写真が撮れるのが特長と思います。逆を言えばシャッターを切るたびに面白い写真が撮れてしまうもので、僕のような勉強中の身にとっては手を出してはいけないレンズとも言えそうです。

で、撮り始めてみると、やっぱり楽しいのです、このレンズ。何を撮っても楽しめます。道に落ちているボールを撮るだけでも面白い。最も威力を発揮するのは遠近感のある構図だと思うのですが、今回その構図では人物しか撮影しなかったもので、発表しても何の問題も無いであろう写真をアップしてみました。平面を撮影しているのでつまらないかな?

ただ、シアン被り、マゼンダ被りはかなりのものです。デジタル+超広角の欠点ゆえ覚悟はしていたものの、僕の場合にはこれでもかと言わんばかりにマゼンダが被るようです。ですので撮影後にはPhotoShopでの加工が必須となります。いっそのことモノクロ専用のレンズとして割り切ってしまえばよいのかもしれませんが、それだとつまらないですからね。

ま、せっかくの超広角です。楽しみますよ。

自分らしさ

20130501

昨日、友人とともに写真に関するお話をしていた際に出てきたキーワード「自分らしさ」。みんな自分の作品に自分らしさを出すことについて悩んでいるらしいです。

自分らしさって、言い換えると「個性」ってことになるのかな?なんつーか、こんなことを言ってしまうと本も子も無くなってしまうのだけれど、あんまり考えないでいいんじゃないかと思うのです。自由に撮っていればいいんじゃないかと思うなぁ、おじさん。もちろん誰かに評価されれば嬉しいけどさ、そんなことを考えていたら余計に縮こまっちゃうと言うか、自分らしさって出にくくなっちゃうんじゃないかなぁと思うのです。
写真を撮り始めの頃は、意図的なのかそうで無いのかは別として、自分の好みの作品を模倣することからはじまるように思うのです。色、構図、被写体もろもろね。そうやってどんどん写真を撮っていくうちに、少しずつ、模倣からオリジナルへと変わっていくものではなかろうかと。要は「質を求めるために量をこなす」というステップが必要なんだろうなぁと思います。なので自分らしい作品って、数打ってりゃそのうち出くわすものなんじゃないのかなぁ、なんて。

と言う僕もまだまだ数を打てていないので作風なんてバラバラです。それがダメなのかと問われれば、僕の場合はまぁそれでもいいんじゃねぇかなぁ、なんて思います。いいんだよ、テキトーなんだから。心地よければいいの。そんな僕の作品に対してどこかの誰かが満足してくれるようなことがあったとすれば、もうそれでオールオッケーじゃないですか。オッサンの自己満足に誰かがのっかってくれるだなんて素敵ですよね。もうね、土下座して感謝しますよ。それ以上の欲求なんて、どこを見渡しても見つからないんだぜ。

僕と写真

20130430
こう見えて、と言うかどう見えているのかは定かではありませんが、僕は何でも難しく考えてしまうタチです。そんな僕にとって、写真を撮るということは自分の内面と向き合うことであって、ゆえに修行とも言えるわけです。僕の撮る写真にはその時点の僕しか写らない、そう思います。

テクニックとして、非日常的な画角であったり被写体の前後をボカしたりという手法を用いれば人目を引きやすいということは分かります。でもなんだろう、そういうことじゃ無いんです。もっと内面だと思えるのです。

もっと楽にシャッターを切ることができるようになったとき、少しは僕も成長できたってことになるのかな。