Apple Watchを買う

自宅でする仕事は、事務所でする仕事とは違い、いろいろと難しいところがある。イスが落ち着かないとかネットが遅いとかいろいろと。僕の仕事はWebサイトの運用作業なので、クライアントさんから依頼のメールが入ったら即行動をおこす必要があるの。迅速さってのが信頼へと繋がるひとつの要素だからね。なので事務所ではずっとパソコンの前に座ってその連絡を待ってるんだけど、自宅だとそれがなかなかね。難しい。iPhoneを持ち歩くってのもひとつの手なんだけど、iPhoneだといちいち手にとって画面を確認しないとならないでしょ。そのちょっとの作業がさ、自宅だと大きな手間だったりするのよね。ってことで思案を重ねた結果、Apple Watchを買うことにしたの。Apple Watchならメールの着信を振動で教えてくれるからね。
そもそも僕は腕時計が大嫌いで、記憶が確かなら、好んでつけていたのは小学生の頃が最後だと思う。Casioから発売されていた音楽が流れるデジタル時計が欲しくてさ、親に頼み込んで買ってもらったの。それは毎日付けてたわ。それが最初で最後だな。その後は自分で腕時計を買った記憶は無い。腕時計をつけることで身体の左右のバランスが微妙に崩れるのが嫌いなの。腕時計の重さなんて微々たるものなんだろうけど、その重さが耐えられない。大学受験の時みたいにさ、どうしても時計が必要だったときには懐中時計を買ったくらいだ。それくらい腕時計は嫌いなんだけど、今回は仕事のためだからね、仕方なく購入したの。
で、そのApple Watchが数時間前に届いたので設定をしてみた。メールについては受信後に「即」通知されるってことは無いけれど、パソコンとiPhoneしか持っていない状態に比べれば便利にはなった。LINEの通知も振動で教えてくれるし。自宅での作業が少し楽になったわ。
自宅で作業をおこなうにあたっては、このApple Watchの他にもWebカメラやマイクやスピーカーなんかも新規に購入することになった。仕事をするうえで必要なものだからもちろん経費での購入なんだけどさ、自宅で作業をするってことはだよ、通信費も経費にしてほしいところだよね。もっと言えば、部屋も仕事に使ってるんだから、家賃のうちの何パーセントかは経費で落としたいくらいだわ。そのあたりどうなんだろ。認められないってことは無いとは思うんだけども。

15年目

気が付いてしまったんだけど、今日で弊社を設立してから14年が経ったみたい。つまりは今日からは15年目がスタートってこと。
15年目っつってもさ、会社を作りたくて作ったわけでは無く、必要に迫られて法人化しただけだからさ、さほど熱い思いがこみ上げてくるものでも無い。野望を持って法人化したわけでは無いので、どちらかと言えば会社を大きくすることで面倒なことが起きませんようにと、なるべく小規模なままやっていけますようにと思っていたんだけど、それがいいのか悪いのかは置いておいて、それについては実現できていると思う。いつまで経っても小さいままだよ。
ただまぁ今年はコロナの影響もあるし、それによって弊社だけでは無く世の中全体に動きがあるんだろうから、うまいこと変わっていかないとイカンなとは思っている。個人で動いていたときも含めれば、もう20年くらいずっとWebサイトの更新業務を請け負っているけれど、もしかしたら来年の今頃は全く違うことをしているかもしれないなと。まぁ分からんけれど、とにかくは柔軟に動いて行くべき時期なんだろうなと思っている。

プロだよね?

昨日に続いて今日も少し真面目な話を書いてみる。仕事の話。

法人化をする前、僕はフリーランスとしてWeb界隈で活動をしていた。会社を作ってからもまぁ似たようなもんなんだけど、例えば代理店とか、制作会社とか、要は大きな会社の中に席を作ってもらってそこで仕事をしていたこともあった。それらの会社のクライアントさんのところに一緒に打ち合わせにも行くもんだから、それらの会社の名刺を作ってもらってね。で、そういった会社で働きながら耳にしたことのうち、「はぁ?」と思えたことがいくつかある。納期に間に合わないから土下座の練習をしようとか、こんなに作業が遅れてるのはクライアントの担当者が悪いとか。「はぁ?」でしょ。いやいや、お前らプロだろ?と。何言ってんだよと。確かにクライアントさん起因で問題が起きることはあるよ。でもね、クライアントさんはその道のプロでは無いからこうやってこちら側に仕事の依頼をしてきているってことを忘れちゃいけないと思うのよ。言葉はアレかもしれないけど、相手は素人なのよ。その素人のフォローをするのはこちら側の仕事だろ。何がクライアントが悪いだよ。お前プロなんだろと。どんな進め方してんだよと。学園祭かよと。そんなことを思う機会がたびたびあった。それがかれこれ15~20年くらい前の話なのかな。あの頃は「Web黎明期」なんて言われかたをしてたこともあって、あと数年したらこの業界のスタンダードも引きあげられるというか、クライアントさんも含めてもろもろスムーズに動けるようになっていることでしょう、なんてことが言われていたけれど、あれから15~20年経った今でも何も変わらない。失礼な言い方になるだろうけど、マトモな代理店や制作会社って一握りだよ。というか、会社単位で見るんじゃなくて、人単位で見ないとダメ。「あそこの会社はダメ」ってんじゃ無くて、「あそこの会社のあの人はダメだけど、あの人は素晴らしい」ってことがあるから。というかそれだから。あとね、これはめんどくさいから細かくは書かないけれど、結局のところ、一番優秀なのはフリーランスとして働いている方々だと思う。表に立ってるのは代理店やら制作会社かもしれないけれど、それを支えてるのはフリーランスだったり小さい会社だから。だから極論を言えば、制作の依頼をするならフリーランスの方々に依頼するのが一番いい。マージンも取られないしな。

っつーことで、クライアントさんはその知識や技術が無いから依頼をしてきているわけで、こちら側はプロとして受注してるんだよね?ってことを忘れちゃいけないと思うんだよねって話。制作会社もさ、素人を採用するのはいいんだけど、採用したらきちんと面倒みろよってこと。