社会貢献

今お手伝いをさせていただいている案件を受注してから7年が経過した。あの頃は毎日のように終電に乗って帰宅していたけれど、僕もバカじゃ無いので、クライアントさんや他の協力会社さんご協力のもと、整理できる部分は整理して、整頓できる部分は整頓した。平たく言えば、無駄を省いた。それにより時間を有効に使えるようになったし、何よりもある程度の人間らしさを取り戻すに至ったと思う。
この仕事をはじめるにあたり、それまでやっていたスピリチュアル関連の副業を全てストップさせた。この仕事をすることで自分の心がすさんでいくのが体感できていたので、並行させていくには難しいと思ったから。すさんだ心を持ったカウンセラーだなんて、クライアントさんにご迷惑をおかけするに決まってるから。
で、先に述べたように、ここのところはあの頃と比べると精妙な心を保てるようになりつつあるので、来たるべきその日に向けて、ホームページを作り始めている。ドメインはもう何か月も前に取得してあって、実際に手を動かし始めたのは先週のこと。特に締め切りがあるわけでは無いので、少しづつ、コツコツと進めている。

適職とか天職とか言うけれど、弊社が得意としている「Webサイトの運用作業」は僕らにとっての適職だと思う。その点において、弊社はありがたくも社会貢献ができていると思う。ではそのWebサイトの運用作業が僕個人にとってはどのようなものなのかと言えば、それは僕がプロフェッショナルとして社会に提供できる技術であり知識であると胸をはって言えるものの、一生をかけてやりたいことかと言えば、そこには疑問符がつく。もう何年も前から気づいていたけれど、僕が本当にやりたいのは、あの世とこの世とを繋ぐこと。繋ぐと言うと偉そうなので言いなおすと、そのための受信機であり発信機であり、要はパイプ役になれたらいいなと思っている。おそらくは、この世の中って分担制なんだと思うんだよね。みんながみんなプロ野球選手でも困るし、だからこそ、そのための資質を全員が持って生まれて来るわけでは無いわけで。
自分が持つ資質を最大限に生かすこと。これ以上の社会貢献は無いと思っている。ずいぶん遠回りしたけども。