胎児の神秘

かれこれ7~8年ほど前、まだ僕がスピリチュアル関連の仕事を生業としていた頃、妊婦さんにヒーリングをさせていただく機会に恵まれた。胎児のいるお腹まわりのエネルギーが凄まじかったことを覚えている。こういったものは感覚的なものなので何とも表現が難しいけれど、熱いというか暖かいというか、密度が高いというか清らかというか、そんなものがドーム状にお腹を覆っているようだった。普段は身体から10cmほど離れたところに手のひらを置いて微妙なエネルギーの違いを感知していたけれど、そのときはお腹から1mほど手のひらを離してもそれを感じることができた。つまりは強いのよ、エネルギーが。ヒーリングをしているこちらが癒されるような感覚だった。
ということを今朝の電車のなかで思い出したんだけど、あのときのアレはもしかするとシルバーコードだったのかもしれないなと唐突に思えた。「アレ」ってのは僕が妊婦さんのお腹から1mほど手のひらを離しても感じられていたアレのこと。あのときはドーム状だと思っていたけれど、実は紐状のものだったのかもしれないなとね、根拠も無く思えた。本来シルバーコードとは身体と霊体とを結ぶ紐状の物質のことを指すけれど、もしかすると胎児の場合は自らの身体と霊体とがシルバーコードで結ばれているのでは無く、身体はへその緒を介してお母さんの身体と、霊体はシルバーコードを介してアチラの世界と結ばれているのかもしれないなと思えてね。言い変えると、もしかすると胎児ってのはこの世とあの世とが混ざり合った状態なのかなと。
この仮説が正しいか否かは知らんけど、なんつーか、生命の誕生についてはもっと勉強してみたいと思えてきた。死後の世界の話はよく聞くけれど、誕生についてはあまり聞いたことが無いからな。