展示とギャラリー

個展を開催するのであれば、メーカー系のギャラリーがいいなと思っている。誤解しないでいただきたいのは、レンタルギャラリーやその他のギャラリーではダメだということでは無く、展示の目的のことを言っている。その両者だと、集う客層に違いがあると感じているから。
レンタルギャラリーで展示をしたことのある方であれば分かると思うけど、そこに足を運んでくれる方は、友人や知人のような「知り合い」であることが多い。それに対してメーカー系のギャラリーでは、新たなご縁を結ぶ機会に恵まれる確率が高くなる。かなり幅の広い、その世界の先輩たちがたくさん足を運んでくれるから。なので、展示をおこなう際にはどちらが自分に(展示する作品に)適しているのかを、まずは見定めるべきと思っている。「これが自分です!」と言いきれる作品の場合にはメーカー系に、楽しむための作品であればレンタルギャラリーかなと。ただ、せっかく展示をさせていただくからには「全自分」を載せた作品を展示したいと思っているので、そうなると必然的にメーカー系のギャラリーでの個展を狙うことになる。僕の場合。

エプサイトさんでの個展開催から三年が経つ。あの興奮は、何度味わってもいいものだろうなと思う。