撮影とコンプレッションウェア

僕がWeb制作の世界に入った1990年代は、この世界は「3カ月ひと昔」と言われるほど進化が早いので、常に周りを見まわして、新しいものを取り入れ、現状に甘んじていてはイカンと言われていた。アンテナ立てとけと。アウトドアウェアの世界もそれと似ていて、素材も形も常に進化を続けていると思う。休みの日には一日中家に籠っていても全く苦にならないほどのインドア派の僕がなぜアウトドアウェアを語ることができるのかというと、外での撮影時には必ずと言っていいほどアウトドアウェアを着ているから。海やら川やら山やらで撮影をするにはさ、私服だといろいろとキツいのだよ。
今まではどちらかと言えば通気性やら防水性やら伸縮性あたりを重視していたけれど、歳をとるにつれ、筋肉のリカバリーや怪我を未然に防ぐことも考慮するようになった。つまりはレイヤリング云々だけでは無く、C3fitなどのコンプレッションウェアも身につけるようになりつつあるということ。厳密に言うと数年前にもコンプレッションウェア、その時はタイツだったけれど、それを身につけていたこともある。でもその頃のタイツはとにかくキツくてさ、はくのも脱ぐのも大変で、逆に疲れちゃうのよ。それがね、昨今のそれはとても進化していて、はきやすいし脱ぎやすくなった。蒸れないどころか逆に涼しく感じるほどに素材も素晴らしくなった。ふくらはぎ用のものを身につけるだけでもなぜか自然と足が前に出る。不思議だねー。とにかく進化してる。

来月は東北地方の某県で写真を撮る予定。重い機材を持って歩きまわることで身体への負担が大きくなるので、それによる疲労や怪我をいかに防ぐかということが課題。数週間前からストレッチと軽めのトレーニングを続けてるんだけど、もちろんコンプレッションウェアにも頼りたいと思っている。タイツなのか靴下なのか、タイツの場合はハーフなのかロングなのか、自分の身体と相談したうえで何らかを新調して臨むつもり。楽しく終えて、いい思い出を残したいからね。便利な世の中になったよ、ほんと。