オリンピックに思う

先月の下旬あたりは「あ、オリンピックって今年なんだね。え、来月なの?」程度にしか思っていなかったけれど、ここ数日はテレビから流れてくる彼等の勇姿に心動かされている。オリンピックにおいては、競技はもちろんだけど、その開会式につい涙してしまう。手を振りながら入場してくる彼等を目にすると、その笑顔の裏には並大抵では無い努力があったんだろうなと思えてね。彼等だけでは無い、彼等を支える存在、つまりは監督、コーチ、チームメイト、そしてご家族も共に努力されたのだろうなと。希望なんだよね、彼等は。

弊社事務所では、オリンピックのような大きなイベントごとがあるときにはテレビを付けっぱなしにしているけれど、男子ハーフパイプの予選を見ながら「こんなことができているのは、この国が大国だからなんだろうな。」ってことが頭に浮かんだ。オリンピックに出たくても出られない国、もっというと、オリンピックどころでは無く、毎日が生きるか死ぬかの瀬戸際だという方々もいらっしゃると思う。そう考えると、いまや「オリンピックに出場できてあたりまえ」である我々は、この国を築いてくれた先人たちに感謝しないといけないなと思えた。そのことを忘れちゃいけないなと。そして我々もまた、個人の主張ばかりを唱えるのでは無く、後人たちのために励んでいかないといけないなと思えた。