入院2日目

昨日から生食、つまりは生理食塩液の投与を続けているせいか、トイレが近い。夜中も1時間に1度の割合でトイレに行く。トイレに行くたびにその時刻と尿の量を紙コップを使って記録する必要があるので、なかなかに手間がかかる。そして抗がん剤治療が始まってからは、使った紙コップはビニール袋に入れたうえで専用のゴミ箱に捨て、トイレは2度流す必要がある。それを聞くだけでも抗がん剤ってのはなかなかなものなんだろうなぁと思える。

午前中には2度目の放射線治療が行われた。浮腫んだ顔と首が心配だったけれど、今日はお尻の下に敷く柔らかい座布団を持参したし、顔のあたりを少し緩めてくれたというか、顔のまわりのパッチンを寝台に止めずにおいてくれたので、幾分楽だった。そのまま治療をおこなうことで分かったのは、顔が腫れていることによるその周囲への圧迫感と、首の腫れを圧迫することで発生する喉の締め付けが辛さの原因だったんだろうなということ。喉を絞められると呼吸できなくなるからね。なので治療終了後にそのことを技師さんたちにお伝えして、今日の放射線治療は終了。

そして午後からは予定より53分遅れで抗がん剤治療の開始。ただ点滴を落としていくだけなので「治療してます」感は皆無。でもこの抗がん剤と放射線とを合わせることの相乗効果で痛みが強くなったり食べられなくなったりすることもあるようなので、我慢せずに伝えるようにしてくださいと言われる。そう言われると、やっぱりなかなかなアレなんだな、この液体は、と思えてくる。抗がん剤は2時間で投与完了。それからはそれを体内から流し切ってやるぞと言うかのように、生食を1Lと、マンニットールという利尿剤を入れる。このマンニットールってものには圧力を調整する役割もあるみたいなので、リンパ浮腫にも良いらしい。知らんけど。で、夕飯は普通に全部食べることができた。抗がん剤の影響はまだ受けていないっぽい。

明日は嚥下の検査をすることになった。リンパ浮腫により飲み込みがしづらくなっているので、そのあたりを診ていただくことに。