入院25日目

毎週日曜日は体重測定の日。入院して早々にはかった際には69.9kgだった。これまで20年近く80kg台だったのが、子供にご飯を食べさせるようになってから自分がご飯を食べるタイミングを逸するようになって70kg台に落ち、それがついに夢の60kg台に突入した。60kg台なんて高校生の頃以来だよ。で、昨日はかったら69.1kgだった。すごいな。退院したら戻るだろうけどね。70kg後半くらいがちょうどいいのかなと勝手に思ってる。
身体のことを言うと、舌は徐々に小さくなってるのかな。まだまだ明太子みたいなのが口の中に入ってる感じだけど、術後3週間、それでも多少は小さくなっていると思う。以前は口を閉じることができなかったけど、今はギリギリながらも閉じることはできているから。そういえば太腿から持ってきた皮弁ってさ、切り取った舌と同じ大きさのものを切り取って移植したと思ってる人が多いでしょ。それ違うから。太腿からはね、手のひらサイズの皮弁を切り取るのよ。それを舌に移植するの。だからそもそもでけぇんだよ。手のひらサイズをそのまま移植してるのか、それとも折り畳んで移植してるのかはよく分からんよ。でも舌のサイズのものを移植しているわけでは無いの。もともとあった舌も腫れてるってこともあるんだけど、無茶なサイズの皮弁を移植してるから口が閉じないの。喋りにくいとか食べにくいってのは舌を半分以上切除しちゃってるからってこともあるんだけど、この時期はね、それ以前に口の中が舌でいっぱいだからって理由の方が大きい。そんだけでかい皮弁を取ったんだから、もちろん太腿も痛いのよ。これまで全くクローズアップしてこなかったけども、太腿も痛いのだ。だから暇な時には1階まで降りて病院内をうろうろして歩行の訓練をしている。階段の登り降りとか。登りはいいんだけど下りがまだ怪しいな。あとは首回りな。今回は左右とも頸部郭清をしたからさ、右の耳の下から左の耳の下まで一直線に創部がある。見た目としてはヤバいんじゃなかろうかと。リアルハロウィンだよ。痛みはさほど無いから本人としては大したことは無いんだけど、見る人は驚くレベルだとは思う。その創部がね、段々かたくなってくるというか締まってくるというかそんな感じになるの。だから常に首を絞められてる感じがする。だからリハビリ科に教えていただいた通りに毎日ストレッチをしているよ。首だけじゃなくて口も舌も毎日ストレッチをしている。術後のストレッチは大事だからな。
喉に開いてる穴は先日閉じたと書いたけど、まだ完璧には閉じられていないの。今は綿球っていう球体の綿を穴の上に置いて、それをテープで固定してる。簡易的な処置だなとは思うけどそれが通常みたい。2日前にシャワーを浴びたらそれがぽろっと取れちゃってさ、鏡を見てみたらホントに喉に穴が開いてるの。フツーに開いてる。こんな状態でも苦しいも痛いも無く普通に過ごすことができるなんて人間の身体ってすごいなと思えた。とりあえず写真を2枚撮っておいたわ。で、予定としてはその穴は今日閉じられるんじゃなかったかな。2〜3針くらい縫うって言ってた。それが閉じられれば僕の身体は元通り…では無いんだけど、見た目は普通…でも無いんだけど、とにかくは管も入ってないし穴も開いていない状態になるんで、そろそろ退院も見えてくるんじゃなかろうかと思っている。嚥下食も「5」という最高位を食べ続けているし。これ以上上がりようが無いはずだから。

さて、今朝も朝日に向かってトホカミエミタメをしたし、日記も書き終わったから、部屋に戻ってストレッチと筋トレだな。みなさま今日も素敵な一日を。