入院3日目

今日は何もすることが無いと看護師さんから告げられたので、とりあえずは日記を書いておくことにした。

病院へはiPhoneとポケットWi-Fiを持って来てるんだけど、色々あってパケットに限りがあるから、通信はなるべく控えるようにしている。みなさまからあたたかなご連絡をいただいているにも関わらず僕からの回答が質素なのはその辺りも関係しているの。ごめんね。パケットがヤバいのよ。病院内にあるローソンにはドコモのWi-Fiが設置してあるもんでそこまで行って色々やろうかと思ったんだけど、土日は休みなんだってよ。だからどこまで近づけるか確認しに行ったんだけどさ、そもそも鉄の扉が閉まってて無理だった。どうでもいいけどマルコシアス・バンプが歌ってたね、『鉄の扉』って。あれ好きだったなぁ。話を戻すと、そんな感じでなるべく通信は控えているのよ。で、手術が始まる12(月)の8時からICUを出る3日後までは電話もメールもできなくなる。身体的に厳しいというのもあるけれど、そもそもiPhone等を持ち込むことができないからな。

舌の半分を切って、そこに太腿から持ってきた肉を移植して、喉を切って呼吸のための管を通して、首のリンパの癌らしきものを摘出してってさ、結局のところは昨年あたりに話題になった某女性アイドルが行った手術と似てるんだよな。僕はそこからさらに奥から3本の歯を抜くから、下手したら僕の方がヤバいのかもしれないけれど。その女性アイドルが言うには「ICUでの3日間は地獄だった」とのことで、僕はこれからそこに向かうわけだから嫌だなぁとも思うものの、仕方ないからなという思いの方が強い。どうにもならんからな。今回はヤボだと思えたから先生にはステージのことは聞いてないけれど、その女性アイドルを基準とするならば、僕も「ステージ4」なのかもしれないよね。なんか大した事ないな、まだ決まってないけどさ。

1か月もの入院が決まってから最大の心配事として僕の頭の中に鎮座していた妻と子供のことは、今朝になってようやく解決したというか、解決はしていないんだけど軽くなった。義理のお母さまが我が家にほぼ住み込みで妻の手助けをしてくれることになったから。これはとても心強い。お母さまには感謝だし、自宅でひとりで過ごすことになってしまうお父様にも感謝。おそらくは朝も夕方も保育園へは妻がひとりで送り迎えをすることには変わりはないんだろうけど、それでも家事をしなくて済むというのはかなりデカい。ありがとうございます。僕の心も軽くなります、お母さん。

この分だときっと明日もヒマなんだろうと思う。元気なのにヒマ。持参したハロプロのブルーレイを見るくらいしかやることが無いんだけど、買ったはいいけど家事と子育てが忙しくて全然見れていなかったブルーレイたちだから、それだけを考えると、こういう強制的な余暇ってのは有難いものとも言えるのかもしれない。

で、パケットのことがあるんで明日は日記は書かないかもしれない。もちろん手術当日も書かないから、次の更新は1週間後くらいかもしれないな。知らんけど。某女性アイドルの言葉を借りるなら、これから地獄を見てくるよ、といったところかな。死ぬ前に地獄を見れるだなんてむしろラッキーだとしか思っていない。