妻が「キンコンキョーの前を通ってさぁ」と言うので何のことやらと思ったんだけど、さすがは夫、ピンと来た。金光教のことだった。住宅街に突如現れる金光教の教会のことを言っていた。その前の道を通って商店街に出たんだってさ。それを金光教の信者に伝えると「こっち（東京）の人は知らないからねぇ…」と言っていた。金光教をキンコンキョーと呼ぶことを容認する発言と受け止めた。
妻に「金光教ってのは、たとえば金光大阪とかさ、甲子園出てるでしょ？アレだよ。関西の方に多いんじゃないのかな。」と伝えると、「天理教みたいなもん？」と、まさしく甲子園繋がりで思い出しちゃいましたみたいなとても適当なことを言うので返答に困ったけれど、「まぁそうかもしれないね。」とこちらも適当な返事をしてしまった。結局僕も妻もどちらもよく分かっておらん。
で、天理教と言えば、祖父母の家の隣のお宅が天理教の信者だったみたいで、毎日夕方になると何らかを叩く音が聞こえてくるのよ。その「ポンポン」だか「コンコン」だかの規則的な音がさ、心に残ってるんだよね。夕方のさ、少しひんやりして町も静かになりつつある空気のなか、その音だけが聞こえてくるの。なんつーか、いい感じの音だった。お隣さんの話とはいえ、祖父母の家と言えばあの音が頭に浮かぶんだよな。っつーかそれもそもそも天理教で合ってるのか分かんないんだけどね。日蓮宗かもしれん。まぁ適当だよ、だいたいのことは。