料理

我が家では手の空いている方が家事をするルールになっている。掃除でも洗濯でもできる方がすることになっている。子供ができてからというもの、妻には子育てという大きな仕事があるわけで、おっぱいが出ない僕はそれ以外の大半の家事を引き受けている。子供ができる前と比べてその頻度が高くなったと感じているのが料理。それまでも料理はしていたけれど、今はなかなかな確率で僕が担当してるんじゃなかろうかと思える。
料理をしながら思うのは、いかに時間をかけずに料理を完成させるかってこと。「手間」って言うのかな、それをかけずに美味しい料理ができれば最高だよね。他にもやることたくさんあるし、時間が余れば我が子と遊びたいし、妻をゆっくりさせてあげたいし。なので時短料理の方法を調べたり、友人に聞いたこともあるんだけど、僕が思うに、みんな言ってることが大げさなんだよな。「10分でできる」とかさ、無理だよ。なんで無理なのかというと、みんなが思う「料理」と、僕が思う「料理」とではその言葉がカバーする範囲が違うからなんだと思う。みんなさ、調理時間のことだけを言ってるでしょ。10分でできるとか。調理のことだけを言うのなら10分もあればできるものはたくさんあると思う。でも僕が思う料理ってのは、準備の段階から皿を洗うところまでが含まれてるんだよね。だってさ、料理ってそういうことでしょ。肉や野菜を切るのは料理だよね。それが料理じゃなかったら何だと言うのかと。もっと言うとさ、「あぁ、今晩のおかずは何にしようかな」と考えるところから料理は始まっていて、食器を食器棚にしまうところでそれは終わるものだと思うの。そこまで含めたうえでの時短料理であってほしいの。だから「10分でできる」とか、目指すことはできるけど、なかなか難しいだろうなと思っている。調理をするだけして洗い物を一切しない人の話を聞くことがあるけれど、僕のなかではそれは料理では無い。皿を選ぶことも、使ったフライパンを洗うことも、事前に冷蔵庫の中身を確認することも、全て含めて「料理」だと思う。作るだけならさ、そんなに難しいことじゃ無いと思うんだよね。クックパットの通りにやりゃいいだけだから。
っつーことで、今朝も料理に35分もかかってしまった。豚のミンチとピーマンと卵の炒め物と味噌汁を作っただけなのに。35分が遅いのか早いのか普通なのかは知らんけど、なんかこう、もうちょいうまいことできないもんかなぁと思っている。