仕事納め

弊社は本日の午前中で年内の業務を終了する。ということは、この日記も本日で年内の更新は終了ということ。この日記は仕事の一環として書いてるからね。単なる個人情報の垂れ流しの場所じゃ無いのよ。

今年は子供が生まれて、舌癌が首のリンパに転移した。細かいことを挙げれば他にもいろいろあるんだけど、まぁこのふたつに尽きるよね。生命の誕生と死(の一歩手前)とが一緒にやってきた年。それが僕の2019年。で、幸いなことにさ、人間の思考ってマイナスなことよりもプラスなことの方が力が強いのよ。だから癌がステージ3になって生存率がどうたらこうたら言われてもね、我が子の誕生と毎日の子育ての喜びによって幸せに満たされているのよ。そっちの方が力が強いから。だから僕の命は我が子に救われた面もあるだろうなと。世の中ってうまくできてるよね。で、話は少しずれちゃうんだけどさ、お世話になった方から「ご心労かからない範囲で」との注釈付きで質問をされたんだけど、それが「知人が癌で闘病をしているので、何か伝えられることを探している」というもの。「治療に関する知恵やアドバイスが欲しい」とのこと。そんなもんいくらでも聞いてくださいよってことで僕や僕の周りのケースをお伝えしたんだけど、まとめてみて自分でも「お」と思ったのは、どんな治療をするかということも大事だけれど、それよりも多かったのは精神的なもの。「負けない!」と思うのも悪くは無いのかもしれないけれど、その上を行くのが「あー、オッケーオッケー大丈夫。もう治ってます。全然問題無いし。」と思えるようになることだと思うの。ではその境地に至るにはどうすりゃいいのかというとそこはその人次第なところもあるわけなので、僕の場合はこうでしたよとか、僕の周りの人はこうでしたよとか、代替医療としてはこんなものを試していますよとか、こんなサプリを欠かさずに飲んでますよとか、そんなことを包み隠さずお伝えした。あれ?何の話してたんだっけ?2019年の振り返りか。まぁいいや。で、その質問を受けて思ったのは、そんなことであればいくらでも聞いてくればいいのになということ。みんながみんな同じ道をたどるわけでは無いけれど、「僕はこうだったよ」ってことはいくらでも伝えられるしそれで救われる人もいるかもしれないんだから、だったら僕のケースを一例として見てくれればいいと思うのよ。それも思ってこの日記にも舌癌のことをガンガンに書いているわけだしね。っつーことで「お気軽に」と思った。あれ?なんかちょっと違うな。2019年の振り返りはしてたんだけど、そのなかで「やっぱり病は気からですよ」ってことを言いたかったんだった。そうそうそれそれ。そうなのよ、病は気からなのよ。みんなね、病気って悪いもんだと思ってるからアレなんだと思うの。病気も自分の一部だからさ、自分だと思って接しないと。自分なんだから受け入れるよね。受け入れて、謝って、優しく接しておとなしくしていてもらう。そんで忘れちゃう。そんな感じかな。自分のなかで戦うんじゃなくて、受け入れる。でも降伏するのとは違う。伝わるかなこれ。伝わればいいな。

っつーことで行ったり来たりしちゃったけども、まぁそんな感じよ。子供が生まれた、癌が転移した、その結果、今年はとてもいい一年だったなと。来年も楽しく生きていくけれど、その前にちょっとゆっくりしようかなと。年末年始休暇を使ってゆっくりしたいなと。そんな感じ。

では皆さま、よいお年を。アディオス。