切った

金曜日の粘液嚢胞の手術の件、もしかしたらやらないかもしれないと思っていたけれど、結局は予定通りに行われた。
嚢胞ができている場所は前回切ったところと同じだと思っていたけれど、先生の見立てではちょっと違う場所だったみたい。僕の口の中を見ながら「切りたいなぁ…」と仰るので「ああ、ダメか…」と覚悟した。でも嬉しい誤算だったのは、手術前の麻酔の注射も切った舌を縫う作業もさほど痛みを感じなかったこと。手術が終わってから先生に「どれもあまり痛くなかったです。」とお伝えすると、「(今回粘液嚢胞を切除したところは2016年に)舌癌を切除したところなので、舌の表面が硬くなっているぶん、もしかすると感覚が鈍っているのかもしれないですね。」と仰った。なるほど、確かに舌癌の手術で舌を切除したところは周りの舌よりも硬くなってるから、味覚を含めた感覚が鈍ってるんだよね。痛くなかったのはそのおかげなのか。

今回手術した場所はもともと…というか、いつかの舌癌の手術により舌に大きめの穴が開いている場所だったらしく、今回の手術のついでと言ってはアレだけど、その穴を埋めたいんですと言われた。その穴を縫ってふさいでしまうのでは無く、縫わずにおくと自然と肉が盛り上がってきて穴がふさがるんだって。なのでその穴には薬液をしみこませたガーゼを入れて、そのガーゼを保護するような形で茶巾結びに縫うと。で、肉が盛り上がってくるとガーゼが押し出されると。そんな説明だった。なんとなくは分かるけど、100%は分からない。とにかくは先生の仰るようにすれば穴がふさがるんだろうなという理解。

で、昨日、歯を磨いていたら赤い糸のようなものが排水溝に吸いこまれていくのを見た。手術に使う糸は黒なので「?」と思い、鏡に舌を映してみたら、舌に穴が開いていた。つまりはそこに詰めたはずのガーゼとやらが無くなっていたということ。すごい、本当に舌に大きい穴が開いている。ガーゼは取れてしまうかもしれないと聞いていたので驚きは無く、痛みもさほど無いのでまぁ放置だな。
今週の金曜日に抜糸の予定。