天使の歌声

かれこれ6~7年ほど前の話になるけれど、赤坂にある某お店の20周年パーティーに参加をさせていただいたときのこと、舞子さんたちやら俳優さんたちやら歌舞伎役者さんたちやらも参加されたそれはそれはすんばらしい会だったんだけど、会がお開きになってめいめい会場を後にし始めたときのこと、突然僕の後ろから天使のような歌声が聞こえてきて、振り返ってみると、オペラ歌手のN島K江さんがアカペラで歌っていた。歌のプレゼントをなさっていたのかな。その歌声が素晴らしいなんてもんじゃ無くて、もう既に書いちゃったけど、天使の歌声ってのはこういうことを言うんだなと理解できてしまった。それまでは歌を聴いて涙が出るだなんてのはテレビの世界だけの話で演出の一環だろうくらいにしか思っていなかったけれど、N島さんの歌声を聴いたらそんな僕ですら涙が出そうになった。心に響いた。霊界通信の模様について書かれた『ベールの彼方の生活』では、あの世での暮らしの一部として、この世では考えられないような美しさの歌声に関する描写がたくさん出て来るけれど、ああ、こういうことなのかもしれないなと。なのでN島K江さんはこの世の天使みたいな存在なのかもしれないなと思えた。とにかくぼかぁ感動したのだよ。
N島さんは数年前に他界されているけれど、きっとあちらの世界でもあの美声を響かせているんだろうね。さらにすんごい歌声になってるんだろうなぁと、勝手に想像している。