転移した

舌癌が首のリンパに転移した。転移だからステージで言うと3。5年生存率がうんたらかんたら言われるくらいの病気になった。前回の手術が去年の12月19日だから、ちょうど半年で転移したことになる。先生が言うには、舌癌の浸潤が浅めだったにも関わらずリンパに転移することはとても珍しいことだそう。数パーセントだって。そんな貴重なものを僕にくれるだなんて、どちらかといえば宝くじの方がうれしかったかな。転移した位置も珍しいらしい。舌癌からの最初の転移はあごに近い箇所への転移が多いみたいだけど、僕の場合は首の付け根あたり。あごと首の付け根だとどう違うんですか?と聞いてみたら、下の方であればあるほど肺への転移がしやすいと。なるほど。
2016年8月と去年の12月。2度の癌告知と手術を経験したけれど、どちらもさほど心配はしていなかった。でも今回はショックがでかい。このショックがどこから来るものなのかはイマイチ分からないというか今はまだ思考が追いついていかないけれど、おそらくは子供が生まれたばかりだということと、転移は無いと思っていたにも関わらずの告知だったっていう2点なんだろうな。
5年生存率を考えると心配なことがたくさん出てきて困っちゃう。その筆頭は当然家族。僕が支えないとならない大事なときなのに。役に立たねぇなぁ、お父さん。