続・家族

昨日の話の続き。
姉と話をするなかで、僕はそんなことがあっただなんて知らなかったし、逆に姉も当時の僕について知らなかったことがあると分かって驚いた。同じ家族のことなのに知らないことってけっこうあるんだなと。ま、僕の場合は今でも安西家について知らないことは多いんだけどな。なぜか僕のところには情報が入って来ないのだよ。だから知りようが無いのだ。末っ子ってだいたいそんな扱いなのかね。
で、一番驚いたのは、僕が小学校4年生の頃に毎晩金縛りにあっていたことを姉が知らなかったこと。では無くて、金縛りがとけたと同時に部屋のドアを開け、家の端から端まで猛ダッシュをして両親の部屋へ辿り着き、両親の布団の中に入って朝を迎えていたことを知らなかったこと。丑三つ時にあんなにデカい音をたてて板敷の廊下と縁側を猛ダッシュしていたのに知らなかっただなんて。どんだけ爆睡してんだよって話だよ。
なお、金縛りは毎晩繰り返されていたので、丑三つ時の猛ダッシュは当時の安西家恒例の年中行事だった。鳩時計が2度鳴くと遠くから高い音が聞こえてきて、それがどんどん近づいてきて、耳のなかで大音量で鳴り響くと同時に全身が動かなくなるんだぞ。小学生だぞ。怖いだろ。毎晩だぞ。なので恐怖のあまり両親の部屋に駆け込んでいたけれど、ある日のダッシュの最中に、なんとなく祖父母のところへ行ってみようと思えた。両親の部屋の手前で急ブレーキをかけ、縁側のところにある襖を開け、和室に寝ている祖父母に怖いから一緒に寝てほしいことを告げると優しく迎えてくれた。その夜からは祖父母の布団が僕の定位置になった。祖父母が寝る和室の天井は板張りで、板の目の模様がいろんなものに見えてきて怖くてね、でも両脇に祖父母がいてくれたから安心して眠りにつくことができたことを覚えている。たまになぜか祖父と祖母の布団が離れたところに敷かれていたりもしたんだけど、そんなときでも僕の布団を真ん中に敷いてくれていた。ケンカしたんだろうね。
姉は「おじいちゃんは怖かった」と言っていたけれど、僕にとっては優しいおじいちゃんだったという印象しか無い。おばあちゃんについては意見が合致した。とても特徴のある人だったからな、そのあたりのズレは見られないんだろうな。
おじいちゃんとおばあちゃん、今でもあんな感じで(あの世で)暮らしてるかな?また会いたいな。

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