動機

もう何年前のことになるんだろう、勇気と覚悟をもって「僕、スピリチュアルヒーリングができるんですよ。」ということをカミングアウトすることで、僕のヒーリング人生(?)は始まった。それを機に「こいつキモいな」とのことで離れて行ってしまう友達もいるんだろうなと覚悟していたものの、フタを開けてみたら特に大きな変化は見られなかった。今でもこんな僕に優しく接してくれている。みんなありがとう。そこが第一の感謝。で、ヒーリングができるとは言ってもその時点での実績は皆無に等しく、最初からヘビーな人、つまりは生死にかかわるような人だったり心に病を抱えた人が来たらどうしようかと心配していたんだけど、最初の1か月は関節に不調を感じるひとたち、次の1か月は内臓に不調を感じるひとたち、半年後は心に悩みを抱えたひとたち、1年後は重度の病を抱えたひとたち…のように、うまいこと初心者向けのヒーリングにはじまり、それに慣れたころに次のステップに進むというように段階を経てヒーリングをおこなうことができた。世の中ってうまく出来てるんだなと思った。それがふたつめの感謝。ありがとう。
そもそも実績が無いのにどうしてヒーリングの道に進んだのかというと、誰でも最初は初心者だからということもあるけれど、「正しい信念を持ったうえでの行動は報われるはず」ということと 「人にはそれぞれ指導霊がついてくれている」ということを信じたうえでのものだった。ヒーリング終了後にあるクライアントさんから「綺麗な白龍ですね」と言われたことがあって、何のことやらと思いつつ僕の師に確認のメールを送ってみたところ、「安西さん、〇〇神社でヒーリング上達の祈願したでしょ。だから(ついてきてくれているん)だよ。」との返事が届いた。そのクライアントさんは日本におけるヒプノセラピーの第一人者と言われている方の一番弟子の方で、僕の後ろをチラ見しての一言だった。

生きて行くうえで大切にすべきことのひとつに「動機」があるという。大げさに例えるなら、この国において犯罪とされていることをしたとしても、霊界から見てその動機が正しいものであれば悪いことでは無いらしい。あくまでも「大げさ」ね。
僕がカミングアウトしたことで友達たちを失わなかったこと、段階を経てヒーリングをすることができたこと、そして〇〇神社からのバックアップをいただけたこと、それらの全てが感謝以外のなにものでも無いけれど、それも動機によるものなのかもしれないなと思っている。動機、それと覚悟かな。
ヒーリングは遠く無い未来に再開させたいと思っている。