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恐怖の八甲田

青森から帰ってきた。奥入瀬渓谷から帰ってきた。帰ってはきたけれど、初日に青森空港に到着したら天気予報では報じていなかった雪が降っていて、通行止めだらけの道をかいくぐってホテルに到着するまでの道のりの恐怖体験が強烈で、今日の日記はまとまらないと思う。でも書くわ。長いよ。

レンタカー屋のお姉さんが言うには、通行止めの道は多いけれど、ここをこう行ってここでこっちの道に入ってこうやって行けば目的地の奥入瀬には着くと。着くけれどこの道も通行止めになる可能性はあると。なのでそれを回避するのはこの道をつかってぐるーーーーっとまわって太平洋側から向かうことになると。その二択になるってことだけど、そう言われても土地勘の無い僕からすると「国道〇〇号」とか「ほにゃららの交差点」と言われてもピンとくるわけが無く、ナビを頼るしか無いわけよ。なのでとりあえずはナビの言う通りに進んでみて、ダメそうであれば引き返そうという作戦をとった。
空港周辺はチラホラと雪が積もっていたけれど、少し離れるだけで雪の「ゆ」の字も見えなくなった。「あー、大丈夫かもー」と思いながら、どこを走っているのかもわからないままナビの言う通りに車を進めた。さほど急坂では無かったけれど、山を登っていることは分かっていた。そのまま緩やかに登り続けてどれくらい経ったのかは分からないけれど、チラホラと雪が舞い始めたりとどんどん怪しくなってきた。「んー」と思う間も無くフツーに雪道になった。今年の初雪だからだと思うけど、路面の凍結は無さそうで、そのあたりはラッキーと言えばラッキーだった。普段雪道を運転することは無く、というかむしろ避けているくらいだし、しかも車が自分のジープでは無くてFFの小さいレンタカーだったのが心細くてね。「大丈夫かなぁ…」なんてことを話しながら車を進めるものの、降雪と積雪はひどくなってくるし、数台のみすれ違った対向車はもしかしたらどこからか引き返してきたのかもしれないななんていう弱気な部分も出てくるし、引き返そうにも既にかなりの距離を走っていたし、そもそもこの雪の積もった道をまた引き返すのはちょっと恐いしと、とてもびびっていた。が、そのびびりがまだまだ甘いものだと気づかされるには時間はかからなかった。
なんだろう、山ってカーブを曲がると一気に景色が変わるものなんだね。もうね、「やばい」どころでは無いくらいにやばかった。やばやばやばやばやばかった。どっかんどっかん雪が降ってきて、道もこんもり積もっていて、視界も悪くて10m先も見えなくなった。こうなるともう恐怖しか無くて、頭の中には「戻った方がいいのかな?八甲田…。どこまで進めば雪がおさまるのかな?遭難…。」なんてことがぐるぐると回りだした。やばいやばい、本当に怖い。「都会っ子、雪山への認識が甘く遭難死。」なんて見出しまで頭に浮かんだ。恐怖におののきながらもしばらく先へ進むと、なんだか少し広い場所に出たようだった。おそらく茶屋か何かの前だと思うんだけど、もちろん茶屋は閉まっていて、その前になにやらデカい車が止まっているのがうっすらと見えた。除雪車だった。僕らが近づくと除雪車は僕らが進みたい方向に向かって進みだした。「助かったかもしれない」と思えた。除雪車のそばに止まっていた明らかに国だか県だかの黄色いランクルも走り出し、思いがけずも僕らを含めた計3台で大雪の山道を進むことになった。いやー、これには安心した。除雪車に付いていけば大丈夫だろうからね。それから除雪車の後ろをゆっくりと付いて行ったけれど、数キロ進んだあたりの曲がり角でなぜか2台とも停車してしまった。除雪車は曲がり角を曲がりかけたまま停まってしまっており、これは「この先は勧めないよ」ということなのか何なのかが分からず、もちろん僕らもどうすればよいのかが分からないまま数分が過ぎた。「抜かせ」ということでも無さそうだし、そうこうしているうちに僕らがつけた轍も雪で埋まって行くし、相変わらず視界は悪いし、恐怖の思いが再燃しはじめた。「んもうこうなったら来た道を戻ろう!」と決断して狭い道で切り返しをし始めたら除雪車が動き出した。なんだよと思いそのまま付いていくと、その先の直線道路で、明らかに「先に行け」と言わんばかりに左に寄って停止した。ランクルも停止した。うわまじかよと。僕らはあなた方の後ろに付いて行きたいんですよ、だって都会っ子だものと思ったけれど、仕方が無いので抜かすことにした。でもこの先の道路状況が分からなくて怖かったので、ランクルの真横で窓をあけて聞いてみた。この先も似たような状況で、他に回避する道は無いのでこのまま進むしか無いとのことだった。絶望的な状況だと思う反面、道を知る現地の人と話せたという安心感もあった。不幸中の幸いにして道路は凍結では無く雪がドカンと積もっているだけだったので、FFのコンパクトカーでもゆっくり進めばまぁ大丈夫だった。なによりも、このまま進めば目的地に着くという確証を得ることができたのがよかった。ってことでこの先のことは割愛するけれど、それから何時間かかけてホテルに到着することができた。ちなみにホテルの周辺はぜんぜん雪積もってねぇの。

今日アップした写真はヤベぇ地域を抜け出して心に余裕ができてから撮った写真。この程度の雪であれば何でもねぇんだよ。これなら走れるよ。
しっかし八甲田、恐るべしだよ。そりゃ遭難もするよと思えた。生きててよかった。これは心から。

帰宅後、僕らが恐怖体験をした翌日に同じ道を通った地元のドライバーが撮影した動画がアップされているのを妻が見つけた。「冷や汗をかいた」という言葉とともにアップされていたその映像は、僕に言わせればハナクソみたいなものだと思えた。何でもねぇよ、こんな道。この程度で冷や汗かくくらいなら、僕らが経験したアレはどうなるんだよと。
終わり。

北へ

遅めの夏休みをいただいて、明日から寒い地域を旅行する。既に紅葉シーズンも終っているようで、これと言って見るべきものも無いらしい。言ってみればわざわざお金を払って寒い思いをしに行くようなものだけれど、誰も気に留めないようなものを撮り続けている僕としては、そんなことはどうでもいいの。どうでもいいのは言いすぎた。寒いのは嫌だけど、撮りたいものが無いということは無いだろうと。
ということで、レンタカーのタイヤがスタッドレスでありますようにと祈りつつ、次回の日記の更新は20(月)となりますことをご承知あれ。アディオス。トランキーロ。

遅めの夏休み

来週、遅めの夏休みを取ることにした。寒い場所へ行くことにしたので腰が心配ではあるけれど、それ以上のものを得ることができると思う。
空気の綺麗な場所で「人間って何だろな」という中学生のような思いを巡らせるつもり。生きている限り、疑問ってのは尽きないの。生きて行くってそういうこと。噛んで噛んで噛み砕いたものが栄養になるんだよ。テキトーに言っただけだけど。

週末

週末は上高地に行く予定だったけれど、台風の動きが微妙なので、予約していた宿泊施設を一旦キャンセルした。昨日がキャンセル料が発生しないギリギリのタイミングだったので、悩みはしたけれどキャンセルしておいた。日が経つにつれ台風の動きも分かってくるだろうからその動きを見たうえで大丈夫そうであればまた予約すればいいし、その時点で満室になっていたとしても当日になればどこかしら泊まれるであろうことは経験値として知っているので、現地に着いてからどこか探してもいいかなと。なんなら松本やら八ヶ岳あたりまで戻ってもいいんだよ。性格的には「準備できるものはとことん準備しておかないと気が済まないタイプ」だけれど、歳をとるにつれそのあたりのことが少しずつルーズになってきた。泊まるトコが決まって無くてもまぁいいやと。沖縄の人はそんな言葉使ったこと無いと言うけれど、それでも敢えて言うならば「なんくるないさー」だ。標準語で言えば「なんとかなるさ」だよ。なんとかなるっぺな。

ってことで、週末はどうなるだろうね。どこで何してるだろう。わくわくしちゃうね。どきどきしちゃうね。中山美穂です。

白駒池と腰痛

苔の森として有名な、長野県にある白駒池(白駒の池)に行ってきた。海へ行くよりは遅い出発だったけれど、それでも朝の4:45には家を出て、現地の駐車場には8:05頃に着いた。既に駐車場は満車に近い状態で、残りは2台だったのかな?なんとか停めることができた。
池の周囲の森には百種類以上の苔が生えているとのこと。そしてその生息地は点在しているとのことだったので、身体と相談をしつつ池の周囲を散策した。天気が良かったので散歩をするには良い感じだったけれど、森の中に注ぎ込む太陽光のハイライトが眩しくて、撮影をするにはそれがなかなか厄介だった。で、ぐるっと一周してから白駒荘で食べたチーズケーキが異常なほどに美味しかった。
今日は他にやることも無いし他の苔も見たいしということで、予定には無かった山登りをすることになった。高見石小屋まで登った。山に登るとは思っていなかったので、リュックは車内に残し、2台のカメラの交換のしやすさを考慮して斜め掛けのバッグを持って行っていた。途中「(リュックを)取りに戻った方がいいかな?」と頭によぎったものの、時間も体力もロスすることは確実なので、結局はそのままに。膝には爆弾を抱えているので痛みが出ないよう注意しつつ、適宜撮影をしながら約1時間ほどで高見石小屋に到着。目的の苔も見つけることができたので、そのまま下山。本日二度目の白駒荘でカレーを食べようとしたところで腰に激痛が走った。そっちかよと。膝じゃ無く腰かよと。とは言えギックリでは無く身体の角度によっては痛みが走るという状態だったので、そのままカレーを食べ、トイレを借り、小屋の女性と仲良く話をしてから予約してあるホテルへ向かった。
ホテルへ到着してすぐにマッサージをお願いした。「かくかくしかじかで腰が痛い」と説明をして施術をしていただいたけれど、どうにもイマイチ。身体は楽になったけれど、痛みはそのままだった。それからご飯を食べたり夜中の1時前にひとりで大浴場に行って怖くなったりして夜が明けた。夜は明けたけれど腰の状態がアレだったので、なんとなく予定していた北八ヶ岳ロープウェイと御射鹿池はキャンセルし、原村にある自由農園でいつもの味噌を買ってからすぐに帰路についた。早い時間だったのでさすがに渋滞には巻きこまれず、午前中のうちに自宅に到着することができた。スムーズ、スムーザー、スムージング。
で、以前緊急で施術をしていただいた近所の整体へまたも緊急で飛び込んだ。骨はさほどズレてはいないとのこと。腰を中心に緩めていただき、なんとなく良くなってきたような気がするなう。しばらく様子見だな。

ってことでざっと書いてしまったけれど、何が言いたかったのかと言うと…

1)
白駒池はいい感じ。
2)
晴天だと苔が乾きぎみなので、小雨くらいがちょうど良さそう。
3)
白駒荘のチーズケーキは異常なほどにうまい。
4)
現在、JR東日本のCMで吉永小百合さんが白駒池を称えているので、最近は観光客が多い(白駒荘 談)。
5)
よく聞かれるけれど、皆が思っているほど混雑はしていない。問い合わせてもらえれば当日でも泊まれることもある(白駒荘 談)。
6)
山を登る際にはリュックが必要。
7)
カメラは軽いに越したことは無い。
8)
山を登る際には単焦点のレンズよりもズームレンズが適している。交換する必要が無いから。
9)
ライカのM9-Pは1枚撮ったら10秒くらいシャッターを切っちゃだめ。データが飛んだり画像に縞々の線が入ることがある。
10)
山のトイレは綺麗。
11)
山では防虫スプレーと帽子が必要。帽子はきっと虫(特に蜂)避けになる。
12)
ホテル側に不手際があると帰りにお詫びの品をくれる。
13)
原村の自由農園は開店するとすぐに混む。
14)
急に運動をすると膝や腰を痛めるのでまずはトレーニングを(整体師 談)。
15)
安西さんは身体が固い(整体師 談)。

…ってところかな。
白駒池にはまた行くことにする。いいところ。