過去と現在

こんなに温和で「天使のあんくん」と呼ばれているような僕でさえ、こいつだけは許せないと思える人間は過去にいた。片手で足りるほどの名前が、僕の心の中にある「こいつは地獄に行けばいいノート」に書いてある。今で言うところのデスノートだろうな。今でも思いだすと腹がたつし、あのときもっとこうしてれば良かったんじゃないかなんて多少の後悔もあったりするんだけど、もし今その人間たちと再会したとしたら、特に怒るでも無く、フツーに会話をすると思う。会話をしたうえで「やっぱりこいつは地獄に落ちればいい」と思うかもしれないけれど、「あのときのあれ、覚えてるかこのやろう。」とは思わない。さすがに自分のなかでは清算できてる部分が多いし、昔と今とは比べられないし。立場が逆(僕が迷惑をかけた方)だったらまた違うのかもしれないけれど。

なんでこんなことを書いているのかというと、過去に起きた出来事に対して現在の基準という名のモノサシをあてることで「責任者出てこい!賠償しろ!」と言っているかのようなニュースが増えたなと思えたから。なんかこう、難しいっつーか、それどうなのよと思えてね。