僕とスピリチュアル

所謂「スピリチュアル」的な話が好きな僕だけど、もともと好きだったわけでは無い。怖いのは嫌いだし、どちらかと言えば現実主義な人間だと自分では思ってるし。

小学生の頃、深夜2時前後になると毎晩のように金縛りになるようになり、夜が来るのが怖くなった。親に解決策を求めても「気のせいだ」で済まされたことで、我が身は自分で守らねばならぬと自覚。少し離れたところにある本屋まで自転車で通ってそのテの本を片っ端から読むようになったことに起因する。つまりは防御方法を学ぶために仕方無く勉強をしはじめたのだよ。

ある程度大人になってからは「気のせいかな?」と思っていたことを気にするようになった。金縛りのような分かりやすいことが起きたわけでは無いけれど、ぼんやりと頭に浮かぶことって、僕が自分で考えていることなのか、それともどこからかやってきて僕の頭の中に入ってきたものなのかのどちらなのだろうかと思うようになった。具体的に言うと、電話をしている時に頭に浮かぶ相手の部屋の間取りだとか、以前も何度か書いたけれど、相手の顔に浮かぶ「目には見えない眼鏡」だとか。気のせいだとは思うものの、やけに気にかかると言うか引っかかるようになってきたので、相手から「変なやつだな」と思われること覚悟で聞いてみたら、僕が見たり感じたりしていることはほぼ全て正解だということが分かった。間取りも当たるし子供の頃にかけていた眼鏡も当たる。これら事象には共通点があって、いずれも僕がぼんやりしているときにしか頭に浮かばないということ。自分から「理解してやろう」と思うとだめ。外れる。過去に何度か目撃した幽霊も、振り返って考えてみると、僕がぼんやりしているときや他のことに気を取られているときにしか見ていない。「あっ、お化けだ!」と思うとすぐに消えるし。ってことで、他の人はどうかは知らないけれど、僕の場合は「見たい!知りたい!」と思うとダメで、心ここにあらず的な時にだけそれら現象は起きるものだと理解した。これを「波長が合う」って言うのかな?と。それが20代の頃。

30代になり、「これって科学的に説明つくんじゃね?」と思うようになり、余暇を使って少々模索を始めてみた。結論から言うと、脳波であれば自分でも測定できるぞってことで脳波測定器を購入。そこまで細かく分析できるものでは無かったのでざっくりとした結論になるけれど、霊的な現象を察知しているときの脳波はα(アルファ)かΘ(シータ)になっているということ。つまりは所謂霊能者と呼ばれる方々は、日常から脳波がα(アルファ)かΘ(シータ)の状態を保てているのではないかというのが僕の推測。β(ベータ)じゃ無いんだね。なので意識的に脳波をα(アルファ)かΘ(シータ)まで落とすことができれば、それはつまり霊界への入口に立ちましたねということと理解。

で、ここ最近のこと。これも過去の日記に書いたけど、去年の年末あたりから、自分の信念として避けてきていたスピリチュアルの学術的解釈とでも言うべきか、そのあたりの勉強を始めている。「なんだかわからないけど不思議なもの」では無く、イギリスにて学問として確立されたスピリチュアルを学んでいる。それをするようになってから、たとえばヒーリングをするときの右手と左手の役割の違いだとか、神様なのか守護霊なのかはわからないけど、彼らから僕らへの意思の伝達方法は言語では無く静止画(ビジョン)であり、僕らがすべきことはそのビジョンの意味を解釈して言語に置き変えたうえで相手に伝えることだということなどが、僕の実体験から来るオリジナルの手法では無く、学術的に正しい方法だということを知ることができた。どうやら他の霊能者たちもそんな流れみたいで。それを知れたことで、今まで僕がやってきたことは間違っていなかったんだなと思えて安心したし、これからもこれを突き詰めて行けばいいんだなと思えて勇気が出たというか、これまでは確証の無いまま自分の経験だけを信じてやってきていたけれど、これからは迷うことも無いし、スピードアップして行くんだろうなと思えた。

っつーことで、長文になった割にはざっくりとしたことしか書けなかったけど、まぁそんなところだよ。