郵便

郵便局に行った。僕の前に並んでいた初老の男性が受付の男性に対して「これいつ着くの?」と聞いていた。自分の出した郵便物がいつ相手方に到着するのかを知りたかったらしい。僕はそれを気にすることも無く、順番が来たので「普通(郵便)でお願いします。」と言いながら郵便物を受付の台の上に置いた。ふと視線を斜め下にずらすと、さきほどの男性が出したであろう郵便物が置いてあった。英語で書かれた絵ハガキだった。いろいろなことが飲み込めて、なんだか温かい気持ちになった。1分でも1秒でも早く、相手方に届きますように。