妻とプロレス

昨日、うちの妻は休みを取ってひとりでプロレスを見に行った。今の時代、プロレスの試合はネットでも見ることができる(要会員登録)のでログインして見てみたら、最前列のとても分かりやすい場所に座っていた。途中、選手が「これから場外に飛びますよ」という様子を見せたのでそれに合わせて逃げようとしたところも見えて面白かった。「いつ選手が飛んできてもいいように(すぐに逃げられるように)荷物は膝の上にまとめておくんだよ。」と伝えておいたんだけど、きちんとそれを守っていたようで。
最前列で観戦するだなんてよほどプロレスが好きなんだろうと思われるだろうけど、その通り、好きなんですよ、うちの妻は。今では僕よりも詳しくなった。でもそれもここ数年の話で、最初は「痛そうだから嫌だ」「血が出るんでしょ?」のように、いかにも女子が言いそうなことを言っていた。そこから僕が無理やり見せて好きにさせたわけでは無く、テレビを付けたらプロレスをやっていて、それを見るうちに勝手に好きになった。プロレスってね、土曜日の深夜、つまりは日曜日の朝早い時間にやってんのよ。以前は毎週のように夜明け前の鵠沼海岸で撮影してたもんだから、その出発前にちょこっとテレビをつけるとやってたわけ。それをチラ見するうちにその魅力にはまっていったということ。おそらく最初は選手のビジュアルに魅かれたと思うんだけど、「これは格闘技として見ちゃだめだから」「見せるためにやってるものだから」「避けようと思えば避けられる技も多いけど、この人たちはあえて避けてないの。なぜなら相手を輝かせるため。」「正義のヒーローと同じで、それぞれがそれぞれの必殺技を持っててね、その必殺技までどうやってつなげるか、なんだよね。」「キャラクターも自分たちで考えてるの」みたいなことを教えてみたら、プロレス沼にはまったみたい。あのね、今までプロレスをイメージで敬遠していた方々、試しに見てみるといいかもしれないよ。選手のキャラクターの面白さ、身体の強さ、ありえない空中殺法なんかに驚くし、思ってるよりも楽しめると思う。もちろん昨今では血なんて出さないしね。汚いオッサンたちじゃ無く、キラキラした青年たちが素敵な肉体美を披露してくれるよ。
で、最前列を経験した妻によると、至近距離で見たからこその収穫があったようで、それについては今後妻の日記で公開していくらしいのでチェックしてみようと思う。チェキラッチョ。