写真の好み

撮影した写真をPhotoshopで現像する際、ここ何年かは明瞭度を高めに設定することが多かった。というか、明瞭度を上げるに適した被写体を意識的に撮っていたということもあるけれど、それが心地よく感じられていた。それが今年に入ったあたりからかな、そのあたりのことが180度変わってきていて、明瞭度が低い作品、つまりは微妙にぼんやりした作品に仕上げることが心地よく感じられるようになってきている。もちろん撮り方も変わってきていて、今までは絞りに絞って撮影していたけれど、それを開放値に近いところで撮ることが増えてきている。ライカを使い始めて7~8年ほど経つけれど、ようやくライカらしいボケ味のある写真を撮るに至ったということか。ま、シャープな写真を撮っても「ライカらしいなぁ」と思うんだろうけども。まぁいいや。
で、この日記用の写真は現時点で800枚ほどストックがあるけれど、それらの大半が明瞭度を高めに現像をしたものなので、今の僕が見るとなんとも面白みに欠けたものに見えてしまう。日記にアップしたいとは思えなくなっている。では元データ(RAW)をいじって明瞭度を下げて現像しなおせばいいんじゃね?と思うかもしれないけれど、昨年末あたりに起きた「NAS(RAID1)ぶっ飛び事件」の影響で既に多くのデータを消失してしまっている。なのでどうすりゃいいのかというと、日記用の写真を新たにストックしまくらねばならないということだと思うんだよね。写真欲、つまりは写欲が落ちている昨今ではあるけれど日記は続くわけなので、ここはひとつ重い腰をあげて撮影にでかけないとイカンところなんだよね。春の陽気に誘われてフラフラとでかけないとね。マスク必須でさ。