未知のこと

部下たちが「友達に会うと病気の話で盛り上がるような年齢になった」と話していた。それは「私はこんな経験をした。だから気を付けた方がいい。」というような、言うなれば未知の経験をしたことを共有する行為であって、なんつーか、普遍的なものなのだと思う。若い頃であれば異性の話や勉強の話をするのだろうし、僕らの年代であれば親の面倒の話や相続の話をするようになる。どの年代においても未知のことはあるわけで、そう考えると僕らの人生は常に未知との出会いであり、勉強の連続ということになる。未知との遭遇、いいじゃない。一見して「よろしく無いこと」であっても、実際には自分のためになることもある。「糧となる」ってそういうことだと思う。ここで唐突に政治の話をぶっこむと、我々日本人は民主党政権というものを経験し、勉強をさせていただいたと思う。それを糧として、今後の国づくりに役立てるべき。今回の選挙結果を受けて「市民の声を反映していない」と宣うマスメディアがあるけれど、何を言っているのかと。選挙結果が市民の声なんだよ。「好き・嫌い」じゃ無いんだよ。認めるところは潔く認めないとおかしなことになるぞ。そこからがスタートなの。反省無き者に未来は無いんだよ。