あれから1年

今日は2017年8月24日。舌癌の手術をしてから1年が経った。つまりは妻の誕生日でもある。おめでとう、妻。昨年の僕は入院をしていたので、誕生日にお祝いをしてあげられなかったのだった。その日「おめでとう」のかわりに伝えたことは「息ができない」「死ぬ」という筆談によるメッセージだった。
※去年の日記(入院3日目)を参照のこと

あれから1年。癌はとっくに落ち着いた。そもそも切ってしまったから癌もクソも無いんだけど、舌癌とは首のリンパに転移しやすいものなので、月に一度病院に通ってそのチェックをしている。CTやら何やらで検査をしているのだけれど、今のところ転移は見つかっていない。なので現状は「落ち着いた」ということ。
退院してからしばらくの間は話しづらかったりご飯が食べにくかったりもちろん痛みがあったりしたけれど、俗に言う「闘病生活」からはほど遠いもので、特に苦しい思いはしていない。それを言ってしまえばアレだけれど、手術の前から特に苦しい思いはしていなかった。「息ができない」「死ぬ」のときにちょっとヤベぇなと思ったくらいで、それ以外は大丈夫だったかなー。尿道から管を抜く際にも痛みは無かったしな。強いて言えばベッドが硬くて腰が痛いのが辛かったくらいだな。
手術をした舌は曲がったままで、それが原因で話しづらさは残っている。なので「は?」と聞き返されるともう一度しゃべらないとならないことにイラッとは来るけれど、まぁ、そんなもんで済んだのだから良かったよね。

っつーことで、今日もこれから病院へ行ってくる。あと何年続けるんだっけか?4年かな?