D社に端を発するアレ

昨晩の公共放送局の番組で、広告代理店D社の件が取り上げられていた。番組に対する感想はもやーっとしたものなので書かないでおくけれど、同じ業界で働く人間として、ちょっとだけね、思うところはあるわけよ。

例えばさ、何か月もかけて制作してきた何百ページにもおよぶWebサイトの制作が完了し、いよいよ明日公開ですよと。公開の手順は大丈夫だよね?なんていう最終確認をしているそのタイミングで、今まで制作に全く関わって来なかったクライアントさんの社長さんなのかな?その方からの「明日から弊社のコーポレートカラーを赤から緑に変更するから、明日公開するサイトも全部緑に変更ね。」という依頼だったりさ、毎週の定例会(会議)を深夜の2時に設定されたりさ、期末になってから予算消化目的のためだけの不必要な仕事をありえないタイミングで依頼してくるとかさ、金曜日の夜中に依頼をしてきて「月曜日の朝イチまでにお願いね。」とかさ、そういう依頼を無くすこととそれを受けないようにすることがさ、最低限必要だと思うんだよね。D社だけに責任を押し付けても何も変わらないでしょ。変わらないとダメと言うのであればD社だけでは無くH社もA社も含めた業界全体が変わらないとダメだし、広告業界に仕事を依頼している全てのクライアントさんの意識が変わらないとダメだし、もっと言えば日本人はもっと緩くなるべきとも思うしな。
というか、逆の見方をすればさ、今までのもろもろが変わってしまうことで、職を失う人や倒産する会社も出てくるだろうとは思うけれど。そういうことも含めてさ、どうすべきなのかね。どこをどうすることが最善なのかね。たとえば昨晩の番組に出演していたほにゃららコンサルタントさんならその問いにどう答えるかな?みんな幸せになれるかな?なれればいいね、幸せに。